夫は過度の酒好きで、隠しても探して飲んでしまいます。医療機関を勧めるものの、絶対に行きません。いつか飲酒運転をしかねないと心配です。子供たちはあきれて、父親と縁を切りたいと言っています。(60代女性)
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過度にお酒を飲むのには、理由があるものです。寂しさなど、満たされない思いから、お酒に逃げていることもあるでしょう。そうした心の隙間を満たすことができるのは、夫婦の愛情なのです。
夫を心配していたとしても、根っこに、あきれる気持ちや責める思いがあれば、相手には届きません。「お酒をやめる」「医者に診てもらう」などと、形で変えようとしても、事態は動かないのです。
これを機に、夫にどのように関わってきたのか、自身を見詰め直してみましょう。夫の思いを感じ取ろうとしていたか、お互いの気持ちが理解できるように会話をしていたか。見下げたり、否定したりする心があるならば、その自分の感じ方を、祈願とともに修正していくのです。同時に、思いが夫に伝わらない苦しさも神に訴えて、流していただきましょう。
家族で「教え」を学び
「真理」で関わる家庭を築く
努力を欠いてはいけない
神見るに
姿・形を手にする努力はしても
家族を思う愛情(こころ)が弱い
「心の道」がつながらず
病気 事故に 悩み 苦しむ因を
深めるばかり
健康は
家族に愛情をかけ
仕合せを求め合う
家庭で生まれる
『真実の光・神示 令和5年版』94ページ
夫の気持ちをじっくり聞いて、受け止めていくことが大切です。そして、心配している自分の思いも、穏やかに、優しく伝えていくのです。日頃から、どのようなことも気持ちを言葉にして伝えていく積み重ねに、確実に心が通い合っていきます。伴侶への愛情が深まり、家庭の居心地は格段に良くなります。
愛をかけ合える、和のある家庭に身を置くことで、家族の心は安定していきます。そこに、「家族を悲しませることはやめよう…」「気持ちに応えたい」という思いが引き出されてくるのです。また、夫婦の心が重なるほど、子供たちの心にも、家族を思う愛が芽生えます。家族の絆が深まり、心身の健康まで手にすることがかなうのです。