Q 人の顔色ばかり見て、頭痛まで

20代

人の顔色ばかり見てしまう自分が嫌です。両親や会社の上司、友人、スーパーの店員さんにまで気を使って、言いたいことも言えません。最近は頭痛までするようになって、どうしたらいいでしょうか。(20代女性)

人を「気遣う」ことは、相手を思う愛の心があれば、自然とできるもの。それがストレスになってしまうということは、「よく思われたい」「気遣わないと、後々面倒だから」などと、自分を守る気持ちが強いのかもしれません。 

心に「本物の愛」を育む場所は、「家庭」です。親から愛されることで、自分もまた人に愛をかける気持ちが膨らんでいきます。まずは両親と素直に向き合ってみましょう。 

最初は話しづらいと思っても、親の愛を感じられると、安心して、心の内を伝えていけるものです。力むことなく、親の思いを聞きながら、「いつも応援してくれてありがとう」と感謝の気持ちを返していきましょう。心が揺れたときにも、本音を打ち明けて支えてもらい、また感謝…。そのように、どんなことでも伝えて、親との心の交流を積極的に図っていくことです。

「教え」で関わる家庭を築く
           努力をするべし
 自然と心は安定し
    感謝の思いが
     「人生」の迷いを消してゆく
 成すべきことは
   奉仕の心を知って
     出会いを生かす心を欠かない
 気持ちは 明るく 強く
   人々に関わる思いが深まってゆく
 この時に 人間は
        真の健康を手にできる

(令和6年2月23日 『友輪』341号18ページ)

一番身近な人間関係は、家族です。親や兄弟とたくさん会話をすることで、互いの信頼関係が強くなっていきます。喜んでもらえたり、感謝されたりする経験が、多くの人と関わる勇気と自信を引き出します。相手を思いやりながら、自分の思いもきちんと伝える。そうした会話のキャッチボールをする中で、愛の心が膨らんでいくのです。すると、心に無理や負担がなく、いつも穏やかでいられます。心身のバランスが取れ、体も健康になっていきます。