同居の一人息子は、統合失調症です。支援作業所に通っていますが、休みがちです。親の私たちも年老いてきたので、子供を残して先立ったとき、一人でやっていけるのか不安が募ります。今後、どのように関わっていけばよいでしょうか。(70代女性)
A
人は、一人で生きておらず、また、一人で生きることもできません。多くの人と、互いに支え合いながら生きる存在です。病気の子供を抱え、将来への不安が募ることもあるでしょう。しかし、孤立せず、周りの多くの人々に支えてもらえる自分たちであれば、必ず、安心感の中で、喜びにあふれた人生を歩んでいけるのです。
ですから、周りとの関わりを狭めてしまうことのないように注意しましょう。「子供が病気で、なかなか社会生活ができない」と、後ろ向きに捉えないことです。息子がいるからこそ、親としての喜びがあることに感謝するとともに、子供の良い面を認めるなど、親子ともども心が明るくなれる触れ合いを心掛けるのです。そこに、子供の持つ良さが引き出されていきます。周りの人々にも感謝の思いで触れていけば、自然と、多くの支えも得られるようになるでしょう。
神が与えし「運命」は
多くの出会いを重ねるほどに 力(存在)を増して 環境を明るくする
我が「人生(運命)」枯らさぬように 「真理」求めて一日一日生きるべし
自然と良縁引き寄せ 「生きる」喜びが広がってゆく
神が与えし「運命」は
多くの出会いを重ねるほどに
力(存在)を増して
環境を明るくする
我が「人生(運命)」枯らさぬように
「真理」求めて一日一日生きるべし
自然と良縁引き寄せ
「生きる」喜びが広がってゆく
『真実の光・神示 平成22年版』72ページ(中略あり)
神は、一人残らずの人に、「社会に役立つ力」を授けてくださっています。その力は、明るい笑顔や温かいまなざしなど、存在感にも表れます。それは、多くの人々と関わってこそ生かされるものです。そうした自分なりの良さを家族それぞれが発揮し、重ね合うところに、明るく、強く生きていけるのです。
そのためにも、教えを学んで弱点に気付き、祈願しながら、周りと調和できる心を育むことです。そこに、親族や友人との縁が深まり、行政などにも、さまざまな形で支えてもらえるでしょう。社会的に孤立しない生き方ができるのです。