Q 起業したが、経営が困難で、今後を迷う

20代

友人と起業しましたが、経営が難しくなってきました。友人は「困難を乗り越えてこそ成功する」と言うものの、両親は辞めて就職するように言います。選択を迫られ、今後どうすればよいか迷っています。(20代男性)

経営者には、従業員や取引先など、社会的に大きな責任が伴います。そのことを忘れず、誠実に判断することが求められます。

仕事に臨む上で欠かせないのが、奉仕の心です。それは、自身の思いだけにとらわれず、人から求められることに、自分たちの力を発揮して尽くしていくことです。何のために起業したのか、会社としてやるべきこと、求められることは何なのか。そこを踏まえ、困難を乗り越えるすべ、どうしたら社会の役に立てるのかを仲間と冷静に考えましょう。その時に大切なのは、お互いの本心を話し合うことです。2人の考え方が異なるならば、妥協点を見いだせるかどうかをじっくり語り合うのです。こうして道を守っていくところに、最善の選択を、正しく判断できるはずです。さらに、どちらに進んでも、身を置く環境で力を存分に発揮し、社会の役に立てて、生きがいを味わえるでしょう。

「運命」に守られた力(能力)を 人の仕合せ実現のために生かす決意を持つ
 この心(信念)が深まるほどに
    人間は「運命」の力に守られて 「生きる」真の喜びを体験できるのである
 「生きがいの真理」が ここにある

「運命」に守られた力(能力)を
    人の仕合せ実現のために
          生かす決意を持つ
 この心(信念)が深まるほどに
  人間は「運命」の力に守られて
    「生きる」真の喜びを
         体験できるのである
 「生きがいの真理」が ここにある

『真実の光・神示 平成25年版』90ページ

自分たちの分・器、すなわち力量や資金力などを客観的に見詰めることも不可欠です。現状としっかり向き合い、必要に応じて周りに相談したり、協力を願ったりしていきましょう。その誠実な姿勢に支援が得られ、道も開けてくるものです。

こうした心を支えてくれるのが、家族です。長所、弱点など、全て分かっている両親には、素直に思いを語ることです。精神的な支えが得られ、より的確な判断ができるでしょう。