夫の家庭内暴力がひどく、たびたび警察沙汰になっています。警察から「一緒に暮らすのは危険」と言われ、自立した子供たちからも離婚を勧められています。しかし、「家庭が大切」と学んでいるので、家族のためにも離婚しないで、私さえ我慢し続ければよいと思っています。(60代女性)
A
「夫婦」という形だけ保っていれば、仕合せになれるわけではありません。我慢するかしないか、離婚するかしないか、ということより、夫婦それぞれが生き方を改め、感じ方や考え方、すなわち「実体」を修正していくことが必要です。人間関係においては、一方だけが悪いということはなく、荒い言動を引き出す原因が自分にもあることに気付きましょう。
心(運命実体)で生きる人間は 「正道」を知り 歩み 「実体」を高める努力が必要
「教え」を家族で学び 一人一人が任と立場を知って 関わりを深めるほど
家族一人一人の「実体」は大きく修正されて 「運命」に重なる人生が歩める
心(運命実体)で生きる人間は
「正道」を知り 歩み
「実体」を高める努力が必要
「教え」を家族で学び
一人一人が任と立場を知って
関わりを深めるほど
家族一人一人の「実体」は
大きく修正されて
「運命」に重なる人生が歩める
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』13ページ
夫婦関係は、夫、妻それぞれが任と立場を踏まえて、正しく関わってこそ成立します。二人の関係がこじれ、暴力を激しく受ける状態のままでは、お互いの晩年にも、また子供たちの人生にも、良い結果は生まないでしょう。
教えに生きる努力に夫婦で取り組むのが難しいようであれば、心配する子供たちや周囲の思いを受けて、夫と距離を置くのも一つです。こだわるべきは、「絶対に離婚しない」ことではない、ということです。
それを踏まえて、自立した子供たちに両親の間に入ってもらい、今後について冷静に話し合いましょう。両親にどうあってほしいのか、子供たちの率直な気持ちを夫と共に受け止めて、神の教えを軸に、解決の糸口を探ることです。そこに、穏やかな晩年と、子供たちの仕合せ、そして悔いのない人生を得られる道筋が見えてくるでしょう。