仕事で悩む息子を夫婦で支えてきましたが、なかなか改善に至りません。「この苦しみを誰も分かってくれない」と言うので、「あなたも、親の気持ちが分からないでしょ!」と言い返してしまいました。親にできることが何かあるのでしょうか。(50代女性)
A
一人一人の内にある生命力や潜在能力、すなわち「運命」の力を引き出すには、心の安定が必須です。感情をぶつけてくる息子の売り言葉に買い言葉で返していては、改善どころか、事態は悪化してしまいます。
このようなとき、まずは両親が冷静さを失わず、本人の話を最後までよく聞いてあげることです。否定したり、抑え付けたりせず、ありのままの気持ちを受け止めることがとても大切です。親子ですから、似たような経験をしていることも多いものです。神の教えを軸に、親自身が乗り越えた体験を伝えていきましょう。「こうしなさい」と指示を出すのではなく、人生の先輩として、経験からつかめる対応策、考え方を助言するのです。
仕事は 職務・職業と捉えずに 奉仕心が育む出会いと悟るべし
人との出会いが生きるところに 職務・職業が活(い)かされる
家族で「教え」に生きて 正しい関わりを知った人は皆 奉仕心が身に付いてゆく
その奉仕心が 「運命」の力を引き出し 社会を「正道」へと導く人(存在)を育む
仕事は 職務・職業と捉えずに
奉仕心が育む出会いと悟るべし
人との出会いが生きるところに
職務・職業が活(い)かされる
家族で「教え」に生きて
正しい関わりを知った人は皆
奉仕心が身に付いてゆく
その奉仕心が
「運命」の力を引き出し
社会を「正道」へと導く
人(存在)を育む
『真実の光・神示 令和4年版』84ページ(中略あり)
神示にもあるように、仕事をする上で欠かせないのが、奉仕心です。どのような立場にあっても、相手の気持ちを大事にし、求められていることに対して、自分にできる範囲で精いっぱい力を尽くすのです。一つ一つ、そのように関わり、取り組めば、人間関係がうまく回り、さまざまな協力も得られて、問題は解決していくものです。
この奉仕心は、本音を言い合える、温かい家庭で身に付きます。ですから、家族で何でも語り合い、互いに「相手のためにできることを」と、率先して動いていきましょう。