Q 骨折して痛がる母に、どう関わるべきか

50代

高齢の母が骨折してしまい、治療は受けているものの、とても痛がります。病院から薬をもらってはいますが、どのように関わっていけばよいでしょうか。(50代男性)

けがや病に伴う痛みは、避けようのない面もありますが、心が安定していると、上手に折り合いをつけられたり、和らいで感じたりするものです。心と体は連動しているからです。

ですから、助けてほしいことや不安なこと、どう痛むのかなど、家族が本人の気持ちをよく聞いて、温かく受け止めることがとても大切です。気持ちが弱っている今だからこそ、なおさら優しく、明るく声を掛け、家族が寄り添い、支えていくことです。家族の愛に包まれていると実感できると、心が安心感で満たされ、ゆとりが生まれてきます。そこに、治療やリハビリなどに臨む姿勢、また成果も格段に違ってきます。

運命に重なり 導かれる 人間の心は 明るく 強い
 万人・万物の出会いに心支えられて ますます「生きる」思いが強くなる
健康は 家族に愛情をかけ 仕合せを求め合う家庭で生まれる
 心が豊かになるほど 体調も整い 心身ともに守られる

運命に重なり 導かれる 人間の心は
            明るく 強い
 万人・万物の出会いに心支えられて
  ますます「生きる」思いが強くなる
健康は 家族に愛情をかけ
   仕合せを求め合う家庭で生まれる
 心が豊かになるほど 体調も整い
         心身ともに守られる

『友輪』339号 26ページ(中略あり)

家族は、医師から本人の状況を直接聞いて、正確に把握しておくことも大事です。状態によっては、生活面や薬の服用の仕方など、配慮が必要なこともあります。いずれにしても、家族の心が一つになるほど、本人の治癒力が引き出され、治療の成果は大きく上がります。