夫と息子夫婦、私で自営しています。「そろそろ息子に代替わりを…」と考えていますが、夫と息子は仲が悪く、経営も順調ではありません。嫁は私がやっている経理を受け継ぐ思いでいてくれますが、話し合いがまとまるか心配です。(70代女性)
A
「経営を立て直したい」「家族で仲良くやっていきたい」という気持ちは、家族みんな同じはずです。家族経営は、全員の心が重なってこそ、うまく回っていきます。ですから、「家族の和」が持てるように、自分から神の教えを実践していきましょう。
まず自分が向き合うべき相手は、夫です。夫には夫なりの、苦しさや不安などがあるはずです。妻としてその思いを聞き、優しく受け止めながら、自分の気持ちを伝えていくことです。これまで経営を支えてきてくれた夫への感謝や尊敬、信頼の思いも言葉にしていきましょう。自分の理解者がいるという安心感が、夫の心にゆとりを与えていきます。そこに、息子の思いを受け止める心が芽生えてくるものです。
自分たち夫婦の心が重なったなら、二人で息子夫婦に向き合っていきましょう。共に支えてくれる感謝やねぎらいを伝え、息子たちの本音に耳を傾けるなど、調和を意識して、穏やかに、温かく関わっていくことが大切です。
夫婦 親子 兄弟姉妹 家族は何でも語り合う
和のある家に 人 物を愛し 思いやり 守り 支えて生きんとする心が育ってゆく
仕事は 「奉仕心」身に付けし者には 生きがいとなる
縁ある人のために 我の力と存在を奉仕する
自然と多くの人が集まり 愛心が育ち 環境が潤ってゆく
夫婦 親子 兄弟姉妹
家族は何でも語り合う
和のある家に
人 物を愛し 思いやり
守り 支えて生きんとする心が
育ってゆく
仕事は
「奉仕心」身に付けし者には
生きがいとなる
縁ある人のために
我の力と存在を奉仕する
自然と多くの人が集まり
愛心が育ち 環境が潤ってゆく
『真実の光・神示 平成17年版』83ページ
心と心は共鳴します。自分が家族に愛の心で関わると、相手からも同じ心が返ってきます。お互いを気遣ったり、励まし合ったり、自然と温かい交流が生まれ、家族の心が重なっていきます。仕事にも、今まで以上に一丸となって、「お役に立とう」という気持ちで取り組めます。自然と、仕事の成果も付いてくるのです。
代替わりに関しても、それぞれの考えをお互いに尊重しながら話し合いを重ねる中で、全員が納得する結論を導き出していけるでしょう。