息子は高校生になった途端、態度が悪くなりました。家では話もせず、部屋にこもってゲームをしているようです。妻とは、「自立の一歩だから、今は関わらずに様子を見よう」と話しています。(50代男性)
A
一人で過ごすことが「自立」なのではありません。家族に心配を掛けずに、自身にできることで社会の役に立っていく姿が、本当の「自立」です。神は、15歳を成人の節目と表されています。高校生は、自分の力で歩み出したばかり。心が不安定になりやすい年代ですから、我が子の思いを尊重しながらも、親として積極的に関わりましょう。
まずは、息子との向き合い方の方針を夫婦でよく話し合い、意見を一つにすることが必要です。自己流ではなく、神の教えを軸に考えることで、必ず2人の思いがまとまっていきます。すると、両親の心に安心感が広がり、それが、不思議なほど子供の心の安定につながっていきます。
友輝の時を歩む我が子の心(姿)は 不安と期待で安定しない
我が子の心をよくよく知って 親(両親)は心重ねて 思いを我が子に伝える
自然と 親(両親) 子の心の交流が深まり 会話のある家庭となってゆく
友輝の時を歩む我が子の心(姿)は
不安と期待で安定しない
我が子の心をよくよく知って
親(両親)は心重ねて
思いを我が子に伝える
自然と
親(両親) 子の心の交流が深まり
会話のある家庭となってゆく
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』43ページ
理由もなく、態度が悪くなったり、ゲーム漬けになったりはしないでしょう。息子の話に真剣に耳を傾け、気持ちを受け止め、親としての思いも伝えましょう。心を開いてくれないのであれば、自分たちから、どれほど大切に思い、心配しているかを話すことです。親が積極的に声を掛けることで、子供に愛情が伝わっていきます。すると、心配を掛ける行動は、自然と取らなくなるものです。
息子の態度にのまれ、関わりを避けたり、「いつか解決するだろう」と問題を先送りにしたりしては、心の溝は広がり、深まる一方です。家族の問題は、最優先で取り組む重要事です。今回のことを、親子の絆を深めるきっかけとできるよう、神の教えをよく学んで、夫婦で取り組んでいきましょう。
※友輝の時;15歳~30歳の未婚の時代のこと。