娘と2人、寄り添って生きてきました。娘との合言葉は、「いつも一緒だよ」。でも、成長するにつれ、気持ちが重ならず、言い争いが増えました。大学生になると、「一人暮らしする!」と家を出て行き、ついには、突然「外国で働きたい」と言い出し、私は1人残されてしまいました。
娘への関わり方を変えると…
世界で一番大事にしていた娘。ただただつらく、寂しい時間が過ぎていきました。しかし、ある時の親の会で、「子供は親の所有物ではない」と学んで、ハッとしました。15歳からは、「一人の大人」として我が子に関わること。心に響きました。
つい抑え付けるように言ってしまう、私の悪いクセ。触れ方を変える努力をしました。娘と電話するとき、まず話を全部聞いて、アドバイスは最後に。気が付くと、娘は、いろいろなことを話してくれるようになりました。少しずつ戻ってきた親子の交流。仕事の悩みを打ち明けてくれたり、親を安心させる言葉を掛けてくれたりするようになったのです。
ご守護の大きさに身震いして
そんな日々の中、神のご守護に身震いした出来事がありました。昨年、韓国で起こった群衆事故。娘は、あの日、あの場所で行われたハロウィーンパーティーに行くはずでした。でも、偶然、先輩から別の誘いが入り、行かないことにしたのです。
事前に全部話してくれていたので、ニュースを見ても不安はありませんでしたが、娘に確認の電話。2人で「神に守っていただいたね…」と、心から感謝しました。「『教え』のある家庭に、病気、事故・災難は起こらない」。心の動き一つで、明暗がくっきり分かれる現実…。心をお守りくださる神と出会えたありがたさを、この時ほど痛感したことはありません。
成長も2人で一緒に
先日、娘と話していて、「ムキになってる」と言われてしまいました。「ごめんなさい。ママが悪かったわ」と謝りながら、そんな自分に驚きました。これまで「悪かったな」とは思っても、「親が子供に謝るなんて」と、口に出せなかった「ごめん」がスッと出てきたのです。そして翌日、娘からもごめんの電話。私も、娘も成長していることを感じました。
どんな経験も、必ずプラスに変えてくれる神の教え。娘は、「ママの子供に生まれてきて良かった」と、親として何よりうれしい言葉をくれます。これからも、娘と心を重ねて…成長も2人一緒です。
親と子の出会い 触れ合いは
互いの人生を磨き 高めるために 欠くことならぬ一時と申す
「教え」を親子で学び 互いの触れ合いに生かせるほど
「運命」の力は重なり 補い合って 愛情深き家庭となってゆく
「教え」が家族の人生を導き守る
ゆえに 安心されよ
親と子の出会い 触れ合いは
互いの人生を磨き 高めるために
欠くことならぬ一時と申す
「教え」を親子で学び
互いの触れ合いに生かせるほど
「運命」の力は
重なり 補い合って
愛情深き家庭となってゆく
「教え」が家族の人生を導き守る
ゆえに 安心されよ
『真実の光・神示 平成30年版』58ページ(中略あり)