(香川県KU/30代女性/パート)
母は、私が2歳の時に家を出ていきました。その後、両親は離婚。私は父に引き取られましたが、小2の時に病気で亡くなり、祖父母が育ての親になりました。二人は大変な思いをしながらも、この子が大きくなるまでは…と、必死で育ててくれました。
同級生からは、「何でお父さんも、お母さんもいないの?」と言われることもしばしばでした。母は、私が小学生の頃は何度か会いに来ましたが、母親というより知っている人という感じでした。社会人になり、シングルマザーとして頑張っている方を見ると、「やっぱり母は愛のない人だった。自分が大事だったのだろう。私は、母のように子供を手放したりしない。苦労を掛けた祖父母を大切にしたい」そう思いました。
結婚し、二児の母になってから、「育児で追い込まれていたのだろうか。やりたいことがあったのかもしれない」と考えたことも。それでも「なぜ…」という思いは消えず、神の教えで親への感謝の大切さを学び、頭では分かっても、感謝は持てませんでした。
そうした気持ちを神に語りながら過ごすうちに、不思議と心が変わってきました。私は、父や祖父母に愛情をかけて育ててもらえたけれど、母はそうではなかったのではないか…と。何と、長年の思いが180度変わったのです。負の感情に支配されていた自分の心が変わったのは、神の教えあればこそです。いつからか、「母に会うことがあれば、感謝の気持ちを心から伝えよう」と思っています。
神の教えを真剣に学ぶようになってから、少しずつ心が明るく、前向きになり、「相手の気持ちはどうなんだろう」と考えられるようになりました。家族の大切さを教えていただき、「自分もやってみよう」と思えることが増えています。これからも教えを学び、家族や周りの方々との縁を大切に関わっていきたいと思います。