夫婦で劇団を経営して17年。どんな年代の方にも楽しんでいただけるように…、そんな思いで、各地のホールや温泉施設で公演してきました。ところが、コロナ禍で全スケジュールが突然白紙になったのです。
穏やかな心でなすべきことを
自分たちの生活は? スタッフへの給料は…? コロナ収束の見通しも全く立たない中、焦りと不安だけが募ります。「今、何をしたらいいのか?」。夫と神の教えを学ぶ以外にありませんでした。自分たちも不安。でも、劇団員はもっと不安なはず。そこに気付けた時、「まずみんなの心を支えよう」と、夫婦の目標ができたのです。
リモートでの稽古が始まり、何より「心の声を聞く」ことを意識しました。不安で泣き出すスタッフもいましたが、本音を打ち明けてくれた…と感じ、「先は分からないけど、できることでみんなを守るから」と力強く励ます私がいました。夫も、師匠という立場でありながら、気さくに声を掛けてくれたのが大きかったです。「他の仕事をしながらでも、舞台を続けたいです」「学校を卒業したら、ここに就職します」と言ってくれるスタッフもいて、いつの間にか私たちの方が励まされていたのです。
「今できること」として、稽古の傍ら、スタッフと配送の仕事を始めました。舞台に立っていないのに、重なっていくみんなの心。そのような中で、思いがけず公演の依頼を頂き、少しずつ、またみんなで舞台に立てるようになってきています。
見詰め直し、修正する時間に
舞台の仕事は、先が分かりません。しかし、神の教えが、時代の向かう「先」を示してくれるおかげで、「今できること」が見つかり、心が右往左往しません。「どうやって続けてきたんだろうね」と自分たちでも不思議ですが、経営も何とか回せていて、心配していた給料も支払いができているのです。
これまでも、意識していたつもりで、いつの間にか見落としていた「人の心」。そこに目を向けることで、努力が実っていくことを感じます。スタッフみんなの心を大切に、「今の時代に必要とされる劇団」をつくっていきたいと思います。
※この方のご主人からの「喜びの声」も、併せてご覧ください。
「教え」に生きるほど 人は愛を感じ取り 心(心情)明るくなってゆく
自然と互いの存在を 補い 支えることに「思い」が向かう
社会に貢献せんと願う心の動きに
人は実体を高め 多くの出会いに 支えられ 引き立てられる
真の「仕事の真理」が ここにある
「教え」に生きるほど
人は愛を感じ取り
心(心情)明るくなってゆく
自然と互いの存在を
補い 支えることに
「思い」が向かう
社会に貢献せんと願う心の動きに
人は実体を高め
多くの出会いに 支えられ
引き立てられる
真の「仕事の真理」が ここにある
『真実の光・神示 平成30年版』108ページ(中略あり)