No. 104

親子で学ぶ大切さを実感

(愛媛県YM/40代女性/主婦)

進学のため、他県で一人暮らしを始めた息子。県民性の違いなどから環境になじめず、里心がついていた中、クラスメートともうまくいかず、精神的に参っていました。

息子のつらさを受け止めながら、「神の教えで考えると、どんなときも自分を省みることが大事。相手の嫌な感情を引き出していることはないの?」と聞いてみました。すると、「自分が引き出してしまってるのかなあ」との反応でした。

しばらくしたある日、息子から電話がかかってきました。「あの後、よく振り返ってみたら、僕の中に『この県出身の人は嫌だ』という気持ちがあった。話し掛けられても黙り込んで、苦手な気持ちを強くしていたと思う。これが相手の嫌な感情を引き出していたかも」と言うのです。そして、「まずは挨拶から…と心を切り替えて、自分から元気に声を掛けてみた。そしたら、気持ちが全然違うし、相手の態度も変わってきた。やっぱり神の教えってすごい」と、元気に話してくれました。子供の頃から教えを学んでいた息子ですが、大学生になり、自分から神とのつながりを深めていて、心から安心しました。

親子で教えを共有できると、行き詰まることがあっても、ただ慰めるでもなく、解決に向けて冷静に話ができます。何でも前向きに乗り越えていけると思うと、心強いです。家族で学ぶ大切さをあらためて実感した出来事でした。