No. 660

人生を諦めない!
病になって見えたもの
(静岡県TH/50代女性/主婦)

親の反対を押し切って一緒になった両親は、けんかばかり。私は、親に賛成してもらえる結婚なら仕合せになれると、思い込んでいました。でも、人生はそんなに甘くなかったのです。嫁ぎ先の会社は破綻し、働きづめの生活に。結局、離婚までしてしまい、祈願する気もうせ、人生を諦めるようになってしまいました。

素直な心で学び直すと

追い打ちをかけるように、ステージⅢの乳がんが判明。「どうして私ばかり?」。葛藤する中で向かったのは偉光会館でした。心のどこかで、諦めきれなかったのだと思います。人生を根こそぎ好転させたいという神の愛を知り、教えを学び直そうと心が動きました。

素直な心で学ぶと、見えてきました。「厳しい父と関わると、心が乱れるから…」と避けてきたこと。子供を大学に行かせるのが自分の務めと躍起に働いても、息子に挨拶すらまともにしていなかったこと。家族との絆を深める大切さを学びながら、教えを都合よく解釈し、自分の心が傷つかないように面倒な問題から逃げてばかりいたのです。

一番大切にすべき存在は…

「自分がやるべきことはこれだ!」と、魂が目覚めた感覚でした。父には、「お父さんのこと怖いけど、笑い合えるようになりたい」と本心を伝えました。ぎこちない挨拶から始まり、会話が増え、私の体に良い食材を買ってきてくれる父の優しさを知りました。子供たちとは、ゲームやだんらんを一緒に楽しめるようになりました。弟や妹家族からも応援のメールが。みんなが私を励ましてくれたのです。

たくさんの愛をもらい、自分がどんどん変わっていく実感がありました。病への恐怖がなくなり、自分ががんであることを忘れてしまうくらいに、心が安定。家族は、やっぱり一番大切にすべき存在だったと、あらためて感謝が湧きました。

抗がん剤治療と手術は無事終了。病理検査で細胞を調べた結果、何とがんがきれいに消えてしまっていたのです。乳房を全摘するはずが、最低限の手術で済んだのは間違いなく奇跡です。

本当に心が通う親子に

さらに、病になって初めて理解できた我が子の心がありました。持病のある次男がやりたい夢を話してくれた時、励ますつもりで「神の教えを学べば大丈夫」と伝えたのですが、「オレだって頑張っているんだ」と逆に傷つけてしまったのです。そっと長男が教えてくれました。「あいつは、何でも一生懸命やってきたよ」と。その頑張りを認めてあげていなかった私。二人に心底謝ると、「分かってくれないと思ってた。よかった」と笑みを浮かべていました。

私がかつて父に抱いていた「分かってくれない」という感情を、無意識のうちに子供に抱かせていたことに気付かされ、猛省した出来事でした。家族とただ楽しく会話すれば仕合せではなく、本音を言い合えてこそ仕合せ。本物の仕合せに向けて歩みだせた実感があります。

今しかできないことを楽しんで

治療は続きますが、神から強い心を頂き、「人生はまだまだこれから」と、諦める心など一ミリもありません。「残りの人生、命ある今しか味わえないことを楽しんで、毎日を家族と共に笑顔で過ごしたい」そんな希望にあふれています。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」が心(人生)に 真の健康を引き出す
 心は ますます愛に満たされ 潤い 感謝の思いに包まれてゆく
 家族で「教え」を学び 「真理」で関わりを深めるべし
 「教え」を人生の支えにできたとき 人は皆 神の手の中 「夢」を持って生きている

令和3年5月23日 信者心の基勉強会健康編(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」が心(人生)に
    真の健康を引き出す
 心は ますます愛に満たされ 潤い
    感謝の思いに包まれてゆく
 家族で「教え」を学び
    「真理」で関わりを深めるべし
 「教え」を人生の支えにできたとき
    人は皆 神の手の中
      「夢」を持って生きている

令和3年5月23日 信者心の基勉強会健康編(中略あり)