我が家は、和のある家庭ではありませんでした。父は自由な人で、家にはほとんどおらず、私が幼い頃は、母が必死に働いていたことを覚えています。そんな中で、母がこの神に出会い、そこから、我が家は大きく変わりました。
やがて両親は離婚しましたが、母は、私と妹に「お父さんはたった一人の父親だから」と、決して父を悪くは言いませんでした。そして、時々会う機会をつくってくれたのです。
目には見えない「心」を感じる
父と会っても、最初はぎこちない感じでしたが、私も神の教えを学んでいたからか、父の行動の奥にある「心」を感じるようになっていきました。誕生日プレゼントをくれた時は、「どんな思いで選んでくれたのかなあ」と子供ながらに想像したものです。
大人になった今も、ずっと交流は続いていて、「元気?」「仕事でこんなことしてるよ」と、しょっちゅう電話しています。「そうか、そうか」という相づちの中にも、私を気に掛けてくれる愛を感じます。父は、妹の子供もそれはかわいがっていて、目に入れても痛くないようです。
年々深まっていく両親への思い
不思議なもので、両親は、孫を連れて一緒に食事に行ったりしています。母の口癖は「今が一番仕合せ」。「神を知らなければ、あなたたちを育てられなかった」という言葉から、神と歩めば、「苦労すらもいい思い出になる人生」が送れるのだと、ひしひしと感じます。
私も、この年になって、「私」という人間は、父と母をミックスさせた存在なのだと、心底その意味が分かってきました。性格、体質…、どちらのものも私に混ざっていて、両親が歩む人生の中に、私が生まれてきた…。だから、「私の人生は、私一人のものではない」と強く思うのです。
私にたくさんのことを教えてくれた両親。「この家族に生まれてよかった」と、心から思います。幼い頃の経験も、決して影の部分ではなく、私の人生の一部。自分の人生がとてもいとおしいです。そう思えることが私の奇跡。神と出会い、私たち家族は確実に人生を引き上げていただきました。父と母、二人から受け継いだ良いところを大切に、家族仲良く生きていきます。
神示で確認 「喜び」の仕組み
家族で「教え」を学ぶほど 人間は 家族 縁者の不思議 存在に 感謝の思いが芽吹く
「命(人生)」の起源が見えてきて 出会いの不思議を受け止められる
その時 人の心は 感謝心に包まれ 「心の道」を受け継ぎ 守る「任」を感じる
『真実の光・神示 令和2年版』53ページ
神示で確認 「喜び」の仕組み
家族で「教え」を学ぶほど
人間は
家族 縁者の不思議 存在に
感謝の思いが芽吹く
「命(人生)」の起源が見えてきて
出会いの不思議を受け止められる
その時 人の心は 感謝心に包まれ
「心の道」を受け継ぎ
守る「任」を感じる
『真実の光・神示 令和2年版』53ページ