(福井県RK/10代男性/中学生)
僕には、新体操をやっている3つ上の兄がいます。高校の全国大会で優勝するほどの実力で、僕にとって自慢の兄です。兄はいつも周りから「すごいね!」と言われるけれど、僕はあまり言ってもらえず、少し自信が持てずにいました。
ある日、中学の体育祭で、応援団長と色別チームのリーダーを任されることになりました。初めは300人もの人をまとめられるか不安でした。でも、教会の勉強会で「誰にでも人に役立つ良さがある。それを信じて、相手を思って自分にできることを精いっぱいやることが大切」と学んでいたので、僕を推薦してくれたクラスメートのために、一生懸命やろうと決めたのです。両親に「あなただけの良さがある。その良さが、きっと人のためになる」と言ってもらえたことも、僕にとって大きな励みとなりました。
そして、迎えた本番。結果は何と、応援団と色別、それぞれでダブル優勝することができました。途中、苦しいこともあったけれど、頑張ってきて本当に良かったです。仲間からも「おまえが頑張ったからや!」「真面目なおまえだから、みんなも付いてきたんや!」と褒められ、ものすごく自信が持てました。これからも、自分の良さを信じて頑張ります。