No. 58

異国でも教えを心の支えに

(インドネシアRT/40代女性/主婦)

私は、外国人の男性と結婚しました。夫の家族も、身内もみんな別の宗教を信じています。当初はお互いの信仰を尊重していこうと話し合っていたのですが、何かと意見がぶつかり、特に2人の子供の教育方針については譲れない思いがありました。夫や夫の家族の意見を尊重しようと思っても、心の中は疎外感でいっぱいで、この先、異国の地で生きていけるのかと悩むこともあったのです。

そんな私の心の支えになったのが神の教えです。仕合せの基本は和のある家庭にあることや、夫婦の調和が子供の心を育てることなどを毎日学ぶうちに、だんだんと自分のゆとりのなさが見えてきました。どちらが正しいかの議論ではなく、お互いの気持ちを大事に思って支え合う姿勢が大切なのだと気付いたのです。まずは相手の思いを受け止めていこうと心掛けると、夫の態度も少しずつ変化してきました。やがて、心の奥の本音を打ち明けてくれるようになったのです。

ここまで夫と心を通い合わせられるようになったことを本当にうれしく思います。温かい家庭にできる自信も湧いてきました。子供たちがさまざまな考え方を生かし合える豊かな心を育んでいけるように、これからもしっかり学んで、家族との会話を大切にしていきたいです。