No. 575

無理と思った和のある家庭
憎しみが解けていく奇跡
(北海道MK/40代女性/会社員)

神の教えで「仕合せの基は和のある家庭」と何度学んでも、「そんなの無理」としか思えませんでした。幼い頃に母が再婚し、父になったのは、ワンマンで感情の起伏が激しい人。いつもビクビクして、心が休まる日などありませんでした。「この人が、私と母の人生を狂わせた」長年、責める思いが消えなかったのです。

「父のせい」一色だった心が…

それでも、心の奥底にあった「義父じゃなくて、本当のお父さんと思いたい」という願い。神の教えが、少しずつ私の心を解かしてくれました。父だって、本当は笑顔でいたいに違いない。父だって、和のある家庭を求めているはず。「父のせい」と攻撃的だった心が、いつしか「きっと父も」と、思いを巡らせるようになっていたのです。

心が解けてくると、口から出る言葉も穏やかになるのが分かります。父を誘い、家族三人で教えを学ぶようになりました。ある時、父の口から出た「ごめん」の言葉。驚きました。神の教えは、父の心をも解かしてくれたのです。私ももっと優しくなりたい。みんなで良い家庭にしていきたいと願うようになりました。

自然と込み上げた父への愛

その矢先、突然、父が未破裂脳動脈瘤を発症。手術後はコロナ禍ですぐに退院、自宅でのリハビリを余儀なくされました。合併症に苦しみ、父の心は大きく乱れました。そして、すっかり元の気性の荒い父に戻ってしまったのです。この時、私の心に湧き上がったのは、「娘として絶対支えたい」という思いでした。自分でも信じられませんでした。あれほど恨んでいたのに…。「心が変わる」まさにこれが神の力だと体感したのです。

「お父さん、つらいよね。でも、絶対に元気になって。またみんなで楽しく過ごそう」涙があふれてきました。思わずギュッとハグしました。きっと思いが伝わったのでしょう。父は前向きにリハビリに取り組み始め、徐々に回復。今は、短時間ですが、仕事に復帰できるまでになりました。

ついにかなった長年の願い

先日、父が70歳を迎え、家族で長寿を祝う神魂の儀を受けました。「お父さん、おめでとう。お母さんと一緒に、いつまでも長生きしてください」と心から伝えました。「本当のお父さんと思いたい」この願いがついにかなったのです。

父と母と私。一緒に過ごしていると、笑いが絶えません。「こんなに楽しいものなのか」と思うほどです。神の教えが、私たちを「本物の家族」にしてくれました。

神示で確認 「喜び」の仕組み

和心芽吹かせるために 人は誰も 「教え」を家族で学び 家庭に生かす心遣いが必要
 家族とのつながりは 「教え」のある家庭には 自然と会話が増えて 深まって行く
 相手の気持ちを受け止め 我が思いを重ねて言葉を返す
 この繰り返しに 絆が生まれる

『真実の光・神示 平成30年版』144ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

和心芽吹かせるために
  人は誰も 「教え」を家族で学び
    家庭に生かす心遣いが必要
 家族とのつながりは
  「教え」のある家庭には
    自然と会話が増えて
      深まって行く
 相手の気持ちを受け止め
    我が思いを重ねて言葉を返す
 この繰り返しに 絆が生まれる

『真実の光・神示 平成30年版』144ページ