No. 572

今こそできる「親孝行」
女子トークで味わう仕合せ
(岩手県SS/50代女性/看護師)

姉妹そろって離婚し、実家に出戻ってきました。数年前に父が亡くなってからは、母、姉、私の女三人暮らしです。

家庭での「心の役割」に気付く

我が家は農家で、平日は母と姉が中心に作業し、私は勤めに出ています。しっかり働いて家族を支えるのが、私の役目! ところが、農作業の繁忙期には、部屋は散らかり放題で、食事の支度ができていないこともあるのです。疲れた体にイライラが上乗せされる日々でした。

そんな私に神が教えてくれたもの。それが「心の役割」です。「勤めに出て家族を支える」のは「形の役割」。でも、私は「家族の心が、元気になれるように関わる」という心の部分が抜けていたのです。むしろ、元気を奪うような関わりをしていました。職場で嫌なことがあれば、家で八つ当たり。母や姉が少しでも弱音を吐くと、「そんな話、聞きたくない!」とムカムカ。だから、元夫ともうまくいかなかったのだと思います。

優しく聞いて、優しく言う

強く「言う」ばかりで、優しく「聞く」ことができていなかった私です。そこから実践していくと、分かっていたようで分かっていなかったことが、出るわ出るわ…驚きました。二人は日中、食事の支度を忘れるほど忙しく動き、特に姉は、高齢の母を気遣いながらの作業で、気疲れも大きかったようです。母は母で、私のささいな言葉に傷つき、落ち込んでいました。

「家族の本心」が見えたおかげで、自分がどう関わればよいか分かりました。私は、「こうでしょ!」「言ったよね!」と語尾が強くなりがちな分、「○○じゃないかな?」「○○するのはどうかな?」と、優しく話すことを意識したのです。二人が疲れた顔をしているときは、「どれどれ、横になってちょうだい」とマッサージ。「きょうはこんなことがあってね…」と会話が始まり、何だか私の心までマッサージされたかのように、ポカポカしてくるのです。

仕合せは「心」で感じるもの

近頃、女三人の女子トークが弾みます。「このアイスもなか、とってもおいしいから、半分あげる!」「女同士だから、温泉にもみんなで入れてラッキーだよねえ」などなど…。その輪の中で、母が何ともうれしそうな表情を浮かべています。孫の顔も見せられず出戻ってしまい、ずっと申し訳なさがありましたが、少しは親孝行できているかな…と思います。

毎日を「仕合せ!」と感じられる「心」があること。それが一番仕合せです。休日には、三人で教会に行くのも楽しみの一つ。「私の人生、最高だったよ!」と言い切れる生き方を、みんなでかなえたいです。

神示で確認 「喜び」の仕組み

仕合せは 信じ合い 支え合い 共に生きる「家」築けたときに
    人誰もが体験できる 心の安心感を申す
神の教えを我が家に入れよ
 教え生かして 「心」安らぐ我が家となる
 ――仕合せの基は 和のある家庭――
    「真理」悟りて 真の和心 我が家に育つ

『真実の光・神示 平成18年版』122ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

仕合せは
  信じ合い 支え合い
    共に生きる「家」築けたときに
      人誰もが体験できる
        心の安心感を申す
神の教えを我が家に入れよ
 教え生かして
    「心」安らぐ我が家となる
 ――仕合せの基は 和のある家庭――
    「真理」悟りて
      真の和心 我が家に育つ

『真実の光・神示 平成18年版』122ページ(中略あり)