No. 372

環境変化で大きな気付きが
湯煎一つも思いを込めて
(岩手県RK/70代女性/調理補助)

私は、病院で調理の仕事をしています。ことし、委託業者の運営が変わり、新たな業務は、調理済みの物を湯煎するだけ…。今までは、一つ一つ手作業で、患者さんのために真心込めて調理してきたので、戸惑いがありました。効率重視の流れに180度変わり、納得できずにいたのです。

どんな心でするかが大切

ある日、不満を抑えきれず、委託業者の人に「こんなに手間が省けるなら、余った時間で何をすればいいんですか?」と、嫌みっぽく言ってしまいました。それを境にギクシャクしてしまったのです。

軽率な態度を取ったと後悔し、苦しい思いを神に打ち明けました。自分に今、何が欠けているのかを見つけるために、神示を何編も学ぶ日々。学べば学ぶほど、環境変化にのまれて、形や方法にとらわれていた自分が見えました。何をしたかではなく、「どんな心で」するかが大切だったと気付き、目の前がパッと開けた思いでした。

流れが変わっても、手を抜かずに仕事をすることに変わりはない…。湯煎も真心込めてさせてもらおう。湯煎の加減一つで、食材の歯応えが失われ、おいしくなくなることもあり、工夫ができる部分がたくさん見えてきました。分からないことは、委託業者の職員に素直に聞き、味見のお願いもできるようになりました。

神示を学ぶ習慣が一番の栄養

余った時間があるなら、自分からできることを見つけて、惜しみなく、人のために役立つ。それが仕事と分かりました。いつしか、疲れたときに必ず口にしていた栄養ドリンクの量が減っていきました。

神示を学ぶ習慣が、心身ともに、一番の栄養となった私。大切な心に気付けた、職場の環境変化に感謝しています。