(千葉県MH/60代女性/パート)
息子が新車を購入した際、私たち夫婦の車を廃車にし、それまで息子が乗っていた車に乗り換えることにしました。そして、2台とも「乗り物の清めの儀」を受けました。
当初は、車にこもる邪気を払い、事故や災難を逃れる、一般的な「おはらい」の感覚でした。ところが、儀式を受けた時に、何とも言えない清らかさと、ゆったりとしたものに包まれる安心感を味わいました。それも私だけでなく、参列した家族全員が感じたというのです。子育てに追われていた息子夫婦は、「この頃、随分感情的になっていたなあ」と、ゆとりの心の大切さに気付けたようでした。
数日後、夫が「この車、いとおしくないか」「今までに感じたことないよなあ、こんなに車を大切にしたいと思う心」と言うのです。気付くと洗車も、運転も丁寧になりました。この愛着心を引き出していただけたのが、乗り物の清めの儀でした。
最近では、家族の間に笑顔がこぼれ、会話も弾んでいます。穏やかな心と車への愛着心があれば、事故や災難はないのだろうと思っています。