No. 1328

不登校になった息子への
正しい向き合い方をつかむ
(熊本県TI/40代女性/准看護師)

昨年、中2になったばかりの長男が、不登校になってしまいました。理由を聞くと、「勉強が難しくなって付いていけない」と。以来、外出を嫌がり、好きなラジコンの大会に夫と行くくらいでした。 

夫は、子供たちと遊ぶことは一生懸命やってくれるものの、学校のことになると、関わろうとしません。長男の進路について相談しても、「本人の好きにすればいい」などと言って、話が続かないのです。 

関わり方の間違いに気付いて

そんな中、母に背中を押されて出席した勉強会。「私、変わりたいなあ」という思いが湧いてきました。なぜなら、「私がやってきたことは、間違っていたのではないか?」と感じたから…。目をつり上げて子供を叱ったり、感情的に言葉を発したり。自分の思いだけで突っ走ってきた気がしたのです。 

特に夫には、「子供のことは、私が一番分かっている」という思いがあり、会話していても、「いや、そうじゃない」とすぐ否定。本当は、夫だって、息子と同じ趣味を持って外に連れ出すなど、できることを一生懸命やってくれていたのに…。 

180度違って見えてきた夫の姿

「夫婦が仲良くして、子供のことは二人で関わる」と、神の教えで知りました。「子供を学校に行かせること」に縛られていた私ですが、夫と一緒に、長男の気持ちを受け止めていけば、前向きになれるかもしれない。「行かせることにこだわらなくていい」と思えただけで、どれほど心が楽になったことか。何より、夫と向き合おうという心になると、話を聞いても否定的でなく、肯定的に受け止められるようになったのです。 

ある日、夫が「仕事が休みだから、一緒に学校の説明会に行こう」と言ってくれました。しかも、自分で申し込みをして、当日は先生に質問まで。初めてのことに、本当に驚きました。 

それだけでなく、私にも変化が…。夫が子供たちを叱る姿を見た時、いつもなら「またー。やめてよ」と思っていた心が、「子供たちと向き合ってくれている」と全く違ったのです。「お父さんはあなたたちを思って、言ってくれているんだよ」と、自然と伝える私がいました。 

家族全員で食卓を囲んだ夜。夫が「久しぶりだなあ」と、うれしそうに言いました。そんなことはなかったのですが…、弾んだ声に、心から仕合せを感じました。こんなに身近な所に、仕合せがあったなんて! 

家族みんなが変わった実感

今、長男は元気に登校しています。進路を考える時期になり、息子は、「お父さんやお母さんが言っていた学校じゃなくて、ここに行きたい」と、自分の気持ちをしっかり話してくれました。心の成長がうれしく、私も夫も、息子を応援する気持ちでいっぱいになったのです。 

自分の変化、そして家族の変化を実感する日々。私が見落としていた「人生において大切なこと」に、神の教えで気付けたおかげです。 

夫婦で「教え」を学び 二人の心を一つに重ねて 我が子に触れる
 親子の会話を通し 感じる親としての思いを 夫婦で常に共有すること
夫婦の心が一つに重なる所(家庭)に 我が子の運命を引き出す家庭の教育はかなう

夫婦で「教え」を学び
    二人の心を一つに重ねて
           我が子に触れる
 親子の会話を通し
    感じる親としての思いを
       夫婦で常に共有すること
夫婦の心が一つに重なる所(家庭)に
    我が子の運命を引き出す
         家庭の教育はかなう

『真実の光・神示 平成30年版』171ページ(中略あり)