我が家は、離婚の多い家系で、私の両親も365日けんか。生きた心地がしませんでした。一人っ子の私に頼れる人はなく、何でも自分一人で解決。いつしか自然と、「自分が正しい」という考えに発展していったように思います。
結婚後は夫と気持ちが重ならず、私の中に何度「離婚」という思いがよぎったか知れません。でも、信者となってからは、神の教えで少しずつ波風の立たない家庭に…。以前を思えば…、我が家の家系を見れば…、私は仕合せ。なのに、何か「しっくりこない」気持ちがあったのです。
心に深く入った神示
そんな私の心に、すっと落ちた神示があります。「使者を通し 神が世(社会)に示す『真理』を 心素直に受け止めてごらん」(『真実の光・神示 令和3年版』55ページ)。「これだ!」と思いました。神の教えで「穏やかに」「調和」と学んだら、そうしようと努めてきた私。だから、大きなけんかもしない。でも、それは形だけ。抑え込まれた私の心は、悲鳴を上げていたのです。「しっくりこない」原因が見えました。
自分でも気付いていなかった本心を「素直に」祈願。あらためて、一番身近な夫への関わりを見詰めたのです。強気で話す割には、顔色をうかがって、言葉をのみ込んでしまう私です。勇気が出なかったひと言を、祈願で少しずつ伝えるようになりました。
以前とは違う関わりが
少し前、息子家族が我が家に来て、家族だんらんの真っ最中の時のことです。職場から「急きょ出勤してほしい」と連絡が。私の職場は介護施設。行かないと困る方々がいます。「何だよ」と怒る夫。「夫の気持ちも分かる」と思い、言葉を選びながら会話をしていくと、不思議と夫は穏やかになっていきました。そのうち、息子たちと天気予報を見て、「○時ごろに出るといいぞ」と気遣う言葉まで掛けてくれたのです。「ありがとう!」夫の温かさが伝わってきて、喜びと感動でいっぱいでした。
喜びがあふれる毎日に
夫のことを、「こんなに優しい人だったんだ」と思うことが増えました。最近の我が家は、小さな波風が立っても、そこに争いはありません。気が付くと、家族ばかりか、他の人と関わるときにも変な力が入らず、自然体でいられます。
家の中で生きた心地がしなかった子供時代。「夫と別れたい」と思ってばかりいた日々。「心が変わると、人生もこんなに変わる」。その喜びを、思いっ切り味わっています。
心素直に「教え」を学ぶ人は
必ず「人生の真理」 あるべき心の姿が見えてきて 心(人生)が変わる
「教え」が「人生」の支えになるほど
人間は 心の道に「生きる」尊さを悟り
ますます家族 縁者 友人 知人に 良き因を残す人(存在)を目指す
心素直に「教え」を学ぶ人は
必ず「人生の真理」
あるべき心の姿が見えてきて
心(人生)が変わる
「教え」が「人生」の支えになるほど
人間は
心の道に「生きる」尊さを悟り
ますます家族 縁者 友人 知人に
良き因を残す人(存在)を目指す
『真実の光・神示 令和2年版』16ページ(中略あり)