No. 1200

根深かった父母との不和
親の愛を感じられる心へ
(静岡県AS/50代女性/派遣社員)

幼い頃から両親とは反りが合わず、大嫌い。特に、母とは大げんかが絶えません。5歳下の弟の名前ばかり呼んで、かわいがっていた母。「私は愛されていない」。墓場まで持って行こうと、心の奥底にしまっていた気持ちでした。 

中学生の頃、信者になりましたが、私の心は荒れ放題。クラスメートが嫌だとか、怒りを神様にぶつけるばかり。大人になると、両親を嫌う心はますます膨らみ、自分のことは何一つ話さない。「私の領域に入らないで!」。嫌う気持ちが変化して、「許さない」の心でパンパンでした。 

学びからたくさんの気付きが

長らく名ばかりの信者だった私。33歳の時、なぜか急に「教会に行こう」と思い立ちました。 

学んで初めて知った、仕合せの仕組み。人の数だけ、考え方の物差し、“実体”がある。私は、夢中で自分の物差しをブンブン振り回していたけれど、両親にも物差しがある。自分が100%正しくて、相手は100%悪い…、「そんなことはない」。自分の感情まっしぐらだった心に幅が出ました。 

それでも、ある日、ついに父にぶつけてしまいました。「私は一度も愛されていない!」という本心を…。父は、ショックを受けていたものの、ここから我が家は少しずつ変わっていったのです。 

神にも親にも本心を語れると…

親には「私の考えが正しい」とストレートに感情をぶつけるくせに、神には本心をさらけ出していない私でした。ぐちゃぐちゃの心をそのまま祈願で語ると、スーッと治まるのを感じました。赤く大きな炎が、徐々に、小さな炎になっていくようでした。 

父は「ありがとう」と言うことが増え、母は、私の帰宅に合わせて、温かい食事を準備してくれます。「おいしい」。口にしたことがなかった言葉を伝えると、翌日はさらに具が増えました。「あんたが言ってた味付けにしてみたよ」と言う母の言葉を聞きながら、「これが親の愛かあ」としみじみ感じるのです。 

「私の領域じゃないから」と、家のことに関わらなかった以前とは違い、両親に声を掛けて手伝っています。必ずぶつかっていた親子だったのに、親がよけたり、私がよけたり…、けんかが本当に減りました。 

ぐいっと引き上げられた人生

かつては“寝るだけの場所”だった我が家。 今は、“温かい心を育んでくれる場所”です。あれほど根深かった「親を許せない」という感情がどんどん消えて、「大事にしたい」思いに変わっていく不思議。亡き伯母が、この神のことを教えてくれたから、今があると感じて、年々感謝が深まります。「ここからもっと仕合せになれる!」ぐいっと変わった私の人生です。

神示「真理」に気付きを得て 祈願で実体を修正する
 「教え」を学び 「真理」で家族と関わる 努力から始める
 自然と 家族との会話が増えて 互いの思いは重なり 愛情が深くなる
 ますます 不安に迷う思いは消えて 家庭が心潤う場(環境)となってゆく

神示「真理」に気付きを得て
        祈願で実体を修正する
 「教え」を学び
    「真理」で家族と関わる
           努力から始める
 自然と 家族との会話が増えて
    互いの思いは重なり
           愛情が深くなる
 ますます 不安に迷う思いは消えて
   家庭が
    心潤う場(環境)となってゆく

『真実の光・神示 令和4年版』149ページ(中略あり)