No. 1937

カッとしてばかりの毎日
変わったなあと思える理由

(鹿児島県KU/60代男性/会社員) 

昔からカッとしやすく、誰とでもぶつかってきました。中でも許せなかったのは、やる気のない同僚です。遅刻やサボりが多く、「何やってるんだ!」とつかみかかったことも数知れません。仕事を教えようとすれば、「お前に言われる筋合いはない」と反発されるし、けんかになることもたびたびでした。仕事の憂さを晴らすように友人と飲み歩き、同居の妹が心配してくれても、「うるさい!」。職場でも、家でも、どこにいても…。波立ってばかりいる心を、どうすることもできなかったです。 

やり直したいという思いで

俺の人生、これでいいのか…と感じたのは、母を見送り、妹と2人暮らしになってから。母のことを思ったら、自然と、神の館に気持ちが向きました。私の住む種子島から、鹿児島偉光会館までは、高速船を使用して、泊まりがけで向かいます。これまで妹の送迎をしてきたこともあり、場所だけはよく知っていました。送って満足していないで、自分も学んでみよう。思えば、この時踏み出した一歩が、私を変えてくれたのです。 

学びと祈願が連動するほど…

勉強会に出席するほど、よくよく自分が見えてきました。自覚していた以上に短気で、正義感が強かった私。良かれと思ってしたことも、同僚にしてみれば、余計なお世話だったのです。感情的にならないように、穏やかな心で過ごしたいと、真剣に祈願するようになりました。日中、怒りが収まらないときも、個人用御神体を意識しては、繰り返し神に思いを語ったのです。

正直、最初は、「これでは相手になめられる…」という思いもありました。でも、そうではありませんでした。心が穏やかになるにつれ、何を見詰めるべきかが明確になり、気持ちがしっかりしてきました。職場では古株の私は、他の人ができない作業も任されています。そうであるなら、真面目に働く他の人たちと一緒に、まずは自分の責任を果たすこと。許せなかった同僚に対しても、“お互いに”気持ちの良い関わりを意識する。それだけで、随分心が楽になり、振り回されることが減りました。そして、これは途中で知ったのですが、上司には、彼を頭ごなしに叱れない事情もあったのです。私の気持ちを分かった上で、「頑張ってるな」「助かってるよ」と声を掛けてくれ、一層励みになりました。 

自分でも不思議なほどの変化が

ここまで変われたのは、妹の支えも大きいです。共に真理を学ぶ妹は、私の話に耳を傾けては、「よくやってるね」と言ってくれ、それだけで気持ちが軽くなりました。酒で仕事の鬱憤(うっぷん)を晴らすこともなくなって、妹にしてみたら、「そもそも表情が違う!」のだそう。「お兄ちゃんが話を聞いてくれるから安心する。一番の相談相手だよ」との言葉には、くすぐったいようなうれしさを感じました。私たちのこんな姿を、亡き母もきっと喜んでくれているはず。もっともっと心を磨いていけるように、これからも努力していきます。 

「教え」を学び
  「真理」に
    「生きる」心(努力)を
          欠いてはいけない
 「教え」が心の動きを安定させる
 そこに 「運命」に重なる
          「人生」が始まる
奉仕の心を身に付けるほど 人間は
  「真実の愛」に
     「生きる」人(存在)となる

(令和4年3月23日)