No. 200

コロナの影響で仕事が休みに
夫婦の絆を深める好機へと
(埼玉県MK/50代女性/パート)

私は、飲食店で働いています。コロナウイルスの影響でお客さまが減り、初めて土日が休みになりました。

久しぶりに夫婦水入らずの時間を過ごし、新婚時代に戻ったようでした。笑いながら会話する中で、ふと、夫婦の話し合いができていなかったと気付いたのです。

夫を尊敬する思いがより強く

私は、息子のことで悩んでいると打ち明けました。先日、息子が「大学院を退学する」と言い始め、私は感情的になり、「好きにしたら」と言ってしまったのです。以来、息子と口を利いていない状態でした。

夫は私の話を聞いた後、息子とも話をしてくれました。息子は、「冷静に考える」と言い、しばらくして「就職して、家計を支えたい」と話したそうです。我が子の気持ちを受け止め、素直な思いを引き出している夫を、一段と尊敬する心が湧き上がりました。そして、「お父さん、ありがとう」と心から伝えることができました。

思い返すと、私は、仕事が忙しいあまり、心にゆとりがありませんでした。日曜日になると、いつも夫は釣りに行っていました。きっと寂しい思いをさせていたのだと思います。そんな自分を反省しました。

夫に頼って軽くなった心

最近は、以前よりずっとお互いの思いを語り合えるようになり、うれしく思います。夫婦で話し合えばすぐに解決する問題も、今までは全部自分で何とかしようとしていたことに気付きました。

仕事が休みになっても、家族と仲良くできたなら、時間を有効に使えると思います。そう思えるほど、心にゆとりがあることに感謝です。