「子供が20歳になったら夫と離婚」と思って耐えてきました。一人っ子の夫は、両親が共働きの中で育ち、寂しい思いをしてきたそうです。その生い立ちが影響してか、束縛がひどく、自己中心的。反論しようものなら、何倍返しになるか…。「夫の機嫌を損ねませんように」。私の祈願と言えば、そればかりだったのです。
物事には順序がある
やがて、子供たちが大きくなり、社会人や学生として一人暮らしを始めました。そんな時、実家の弟がパチンコ依存症になり、めいは不登校と聞きました。実家には高齢の母もいます。私が助けなくては! これ幸いと荷物をまとめ、実家に戻りました。
しかし、弟たちの状況は大して変わりません。教務相談を受けるたび、職員に「今のあなたは、夫と家庭を築いている人間。実家ファーストではなく、夫婦を軸に関わっていくこと」と教わり続けました。
頭では分かりましたが、どうにもならない「夫を嫌う心」。職員から、こうも教わりました。「神は、離婚してはいけないとはおっしゃらないけれども…。今のあなたの人生が、大切な子供や孫につながっていきますよ」と。どうにもならない心は、神に変えていただこうと思い、「いい妻になりたいし、子供たちにいいものを残したいです」と祈願しました。そうしたら、本当に心が変わっていったのです!
私が変わると、家族が変わった
家事にしても、何にしても形だけだった自分が申し訳なくなり、夫に「私、心が全然伴ってなかったね」と謝りました。夫こそ寂しかっただろうな…と感じたからです。
「今度は、神の教えで仲良くしようね」と伝え、元の家に戻って1年半。以前は、気持ちを入れて料理したことなどなかった私が、「夫が喜びそうな物を」と考えています。仕合せそうに食べてくれる夫。私がコロナに感染した時は、部屋までご飯を配膳してくれました。それも、手作りの食事を朝昼晩の30食。うれしくて、うれしくて、子供たちにメールで報告しました。
昔は、「お母さん、早く離婚したら」と言っていた子供たちです。最初は、私のあまりの変わりように戸惑っていましたが、そのうち夫とよく会話するようになり、今や何かと我が家に帰ってきてくれます。
一家離散寸前で救われた喜び
実家のことは、夫に相談しながら、弟が自立できるように支えています。このところ、弟家族が助け合うようになり、めいも生き生きしてきました。何より、それを母が喜んでいます。この1年半、考えられないことが次々起こり、何もかもがとんとん拍子に整っているのです。
夫はしっかりしているし、物は大事にするし、本当にいい人。今の私の目にはそう映ります。神の教えがなければ、一家離散だった我が家。大大大奇跡を頂きました。夫と生きていくこれからの人生が楽しみです。
家庭の価値(真理)をよくよく悟り
「教え」に生きて 家族の関わりを深める努力が必要
「教え」が家族の心を一つに重ね 補い 支え合って「生きる」家庭をつくる
――「真理」で触れ合うほど 人間は 互いの実体を高め合う心(愛心)が芽吹く――
実体は修正され 運命の力は磨かれ 心(魂)休まる家となってゆく
家庭の価値(真理)をよくよく悟り
「教え」に生きて
家族の関わりを深める努力が必要
「教え」が家族の心を一つに重ね
補い 支え合って「生きる」
家庭をつくる
――「真理」で触れ合うほど
人間は 互いの実体を高め合う
心(愛心)が芽吹く――
実体は修正され 運命の力は磨かれ
心(魂)休まる家となってゆく
『真実の光・神示 令和2年版』60ページ(中略あり)