No. 1349

神が導いてくださる「心」
一つ一つを確かな救いに

「神様は、いつもそばにいてくださる」。 

幼い頃に信者となった私にとって、この感覚はごく自然なものでした。小学生の時は、親が持たせてくれた個人用御神体を、大切にランドセルのミニポケットへ。「神様が背中から包み込んでくださっている」と感じ、心強かったことを覚えています。壁に直面しても、祈願で神に思いを打ち明けると、心が奮い立つあの感覚。「神が応援してくださっている!」と思う瞬間が、これまで数えきれないほどありました。 

「後押し」を感じる日々

職員となってからは、多くの方々との出会いを通して、たくさんの「神の後押し」を感じています。ある時、偉光会館でふと気になった信者さん。追い掛けて声を掛けると、「家族に病が見つかり、不安でいっぱいだったんです…」と打ち明けてくださいました。またある時は、何げなく話し掛けた方から、「実は悩みがあって…。教務相談を受けようか迷っていたんです」と言われたことも。「黙っていたのに、どうして声を掛けてくれたんですか?」と言っていただく。それが1回や2回ではないのです。 

「ふと」した動きにご守護が

昨年ぐっと学びを深められた、ある信者さんとの触れ合いもそうでした。奥さまがご自宅で突然倒れ、緊急入院されていたと、ふとしたことから伺えたのです。脳に病が見つかった奥さまは、今は懸命にリハビリを重ねられ、少しずつ歩けるまでに…。ここまで精いっぱい支えてこられたご主人は、このように話してくださいました。 

その日、本当は出勤予定だった奥さま。でも頭痛があり、久しぶりに家族の休みが重なったこともあって、「仕事を休もうかな」と言われたそうです。「いつもだったら、頑として『仕事に行くべき』と返していたはず」と語るご主人。しかし、なぜかこの日は、ふと心が動き、「みんなもいるからね。それもいいんじゃない」と言えたとのこと。奥さまが倒れられたのは、その後のことでした。 

心を込めて、神との橋渡しを 

「もし職場で倒れていたら、これほど早く対応できただろうか…。神に心をお守りいただきました」と感謝を語るこの方は、こうも続けられました。「実は、落ち込むと、不思議と職員から声が掛かって…。心を立て直す力をもらっていたんです」と。そうお聞きして確信しました。「ふと」心が動くのは、決して偶然ではないのだと。一人一人を救うため、神が心を導いてくださっている、と。 

いつでも、どこにいても、私たちの「心」を確かに守ってくださっている神。神と歩めば、どのような出来事も、必ず人生の糧となっていきます。その安心感と喜びを、もっともっと皆さまに味わっていただきたい。信者さんのお役に立てるように、これからも心を尽くしてまいります。