Q 同僚と意見がぶつかり、上司から注意まで

60代

看護師として精いっぱい働いていますが、同僚とやり方のことでぶつかり、口を利いてもらえなくなりました。その上、上司にまで注意されたのです。「あなたがいると雰囲気が悪くなる」とも言われ、こんなに頑張っているのに、納得がいきません。(60代女性)

仕事は、一人ではできないものです。まして、組織に所属しているのであれば、なおさら調和して臨むことが重要です。手際の良い人、ゆっくりでも丁寧な人、覚えが悪くても患者さんの心を包み込める人…。能力も、考え方も異なる一人一人が、良さを認め合い、生かし合えば、みんなが生き生きと働けます。

自分の意見が最善と考え、押し通そうとしていては、人間関係に影が差してしまうでしょう。相手にも、考えや気持ちがあります。

周囲と調和するには、人の心を大切にする「奉仕心」が欠かせません。まずは、話にしっかり耳を傾け、疑問点や提案があるなら、心を傷つけない配慮をしながら伝えることです。そこに、相手も心を開き、2人の考えがまとまるように関わってくれるはずです。お互いに納得するところに、心を重ね、補い合い、支え合えます。大きな成果へとつながっていくのです。

仕事とは
  職務 職業と
      小さくくくるのでなく
  人生に夢を持ち 生きがいを生む
          出会いと悟ること
「真理」で関わる家庭を求めて
    家族で「教え」を学んでごらん
  自然と 奉仕の心が芽吹き
   運命で関わり 補い 支え合う
      仕事(であい)が生まれる

令和7年6月23日〈中略あり〉

「奉仕の心」は、家庭での実践で身に付きます。家族と何でも会話をし、「こう思うんだけど、どう?」と積極的に声を掛けていきましょう。異なる意見も、「なるほど、そういう考えもあるよね」などと受け入れていくと、家族との信頼感が深まります。「上司にこんなことを言われてつらいんだ」といった、正直な思いも伝えることです。

家族だからこそ、「自分の考えにこだわってなかった?」「言い方がきつく感じることがあるよ」と、弱点を教えてくれるでしょう。気付けたところは、修正できるよう、祈願で神に願いましょう。

職場の仲間に対しても、「いてくれるのは、当たり前ではない」「ありがたい」と感謝を忘れず、できることで惜しみなく尽くしていきましょう。人間関係が円滑であれば、自身の力を生かせます。そこに、ますます多くの人に必要とされ、生きがいある毎日を歩んでいけるのです。