Q 娘夫婦が腹立たしい

60代

娘夫婦が、信号無視で事故を起こしました。幸い双方とも無傷だったものの、私が譲った車に傷を付けながら謝りにも来ず、腹が立って仕方ありません。そもそも娘は子供なのに、いつも親の言うことを聞かないのです。(60代男性)

「親として心配だから…」と考えを押し付けたり、「親の言うことを聞かない」と心で責めたりしていては、反発を生むばかりでしょう。親子の関係は生涯続きますが、その関わり方は、年齢を経るごとに変えていく必要があるのです。子供が結婚し、自分たちの家庭を持てば、なおさらです。良い親子関係を築くには、その時々の、自身の「立場」や「役割」を神の教えからつかんで、関わっていくことです。
結婚とともに、子供は親から独立し、伴侶と新しい家庭をつくっていきます。我が子とはいえ、自立した立派な家庭人。多少不安でも、本人たちの思いを尊重し、応援する姿勢で触れ合いましょう。困った事態になったなら、力を貸せばよいのです。
また、60歳からは、人生の秋の季節。「見守る心」が、その年代に望まれる生き方です。見守るといっても、ただ見ていて何もしないのではありません。求められたなら、惜しみなく助力する姿です。
分や立場に見合った生き方ができると、誰とも適切な距離感で、縁を深めることができるのです。

「教え」を学び
    「真理」に生きる努力を
          欠いてはいけない
 「心の姿」に映るまで
  「分」に重なる「心」を求めて
            祈願を重ねる
 自然と家族に思い(愛情)が向かい
            会話も深まる
 病気も 事故 災難も
          家族に起きない
 和のある家庭環境が
    いかに「人生」を守るか
      「人生の真理」を悟るべし

『真実の光・神示 令和3年版』115ページ

自分たち夫婦の生き方がお手本であれば、娘夫婦の方から関わってくるものです。それには、自分が妻との心のつながりを強くすることです。そして、娘夫婦と話し合う際には、妻と気持ちを一つにしてから向き合いましょう。その積み重ねに、互いを思いやり、信頼し合える関係になっていけるでしょう。