接客の仕事が楽しく、やりがいを感じていましたが、同僚の愚痴が苦しくなって、上司に相談。別の支店へ異動となったものの、今度はそこの同僚がきつく当たってきます。友人に話すと、「うちの会社に来たら?」と誘ってくれました。とはいえ、事務職なので、転職すべきか迷っています。(50代女性)
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人との関わりがうまくいかないと、相手に原因があると考えがちです。そんなときこそ、そうした悪い面を引き出す要因が、自分にもあると気付くことが大切です。仕事をする上で、人間関係は切っても切れないものです。次々と問題が生じる根本原因を解決しない限り、どんなに職場を変えても、似たような悩みを繰り返してしまうでしょう。
これを機に、自身の物の捉え方、感じ方、性格傾向を、神の教えを基に見詰めましょう。修正点に気付けたなら、祈願とともに取り組んでいくことです。
「教え」を学び
「真理」に気付きを得て
「人生」をゆく努力をする
人との出会いが 広がり 深まり
「人生」が楽しく
「夢」多いもの(時代)となる
仕事は 職務・職業と捉えずに
奉仕心が育む出会いと悟るべし
人との出会いが生きるところに
職務・職業が活かされる
『真実の光・神示 令和4年版』84ページ
仕事において重要なのは、奉仕の心です。求められていることに、精いっぱい応えていく姿勢です。それは、業務に対してだけでなく、人に対しても同じです。相手の思いを酌んで、調和できるように関わっていくことです。例えば、同僚から愚痴を言われたなら、話をよく聞いて、相手の心が明るくなるような提案をしたり、解決法を共に考えたりする。きつい言動の相手にも、のまれてしまわずに、積極的に会話をして、誤解を解いたり、落ち度があったのなら謝罪したりする。そのように、一つ一つの縁が深まるように、誠実に向き合っていくのです。
対人関係の基本は家庭です。まずは、家庭において、自分の任と立場を果たせているかを見直しましょう。家族との調和を意識して、修正に取り組むことで、自然と、職場での対人関係も滑らかになります。同僚や上司と力を合わせて、ますます自分の持ち味を発揮し、生きがいや喜びを味わえます。