Q 専門学校生の息子が自立せずに心配

50代

息子は、学費以外は自分で何とかすると言って、専門学校に入学。ところが、20歳を過ぎた今も、携帯電話の使用料まで親が払っている状態です。落ち込みやすい子なので強く言えず、「今のうちは仕方ないか」と、夫と話しています。しかし、このまま自立しないと、息子の将来がどうなってしまうか心配です。(50代女性)

両親の一番大切な役割は、金銭的な援助ではありません。人のため、社会のために尽くす、「生き方の手本」を我が子に示していくことです。そして、子供が常に意欲を持って生きられるように、心を育む温かい家庭をつくることです。

人は皆 神宝(かんほう)の時を境に
    我が「心(運命実体)」を軸に生きてゆくもの(存在)
 この一言「真理」を親は心に留めて 夫婦二人の心を一つにする
 我が子の自立を正しく導く 親の心(姿)と申す

人は皆 神宝(かんほう)の時を境に
  我が「心(運命実体)」を軸に
       生きてゆくもの(存在)
 この一言「真理」を
         親は心に留めて
      夫婦二人の心を一つにする
 我が子の自立を正しく導く
         親の心(姿)と申す

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』43ページ(中略あり)

具体的にやるべきことは、まず夫婦二人の心を重ね、子供の気持ちを受け止められるように、よくよく夫と話しましょう。親としての考えをまとめた上で、子供の思いにしっかりと耳を傾け、親の気持ちも伝えることです。「何をやりたくて専門学校に入ったのか」「その学校で必要なことを学び、身に付けて、多くの人々のために役立とうという思いは、持てているだろうか」など、夫婦、親子で、どれだけ本音で語り合い、心を通わせられるかが重要です。

我が子の仕合せを願う父母の愛が伝われば、子供の心には、「親を裏切れない」「しっかり頑張ろう」「愛に報いていこう」という気持ちが自然と芽吹くものです。また、「両親のように、自分も社会に貢献したい」と、夢や希望も膨らみます。そこに、意欲も湧いて、今は学生としてやるべきことに気持ちを向け、社会に出たなら奉仕心で力を尽くせる人になるのです。

 

※「神宝」とは、神から与えられた、社会に役立つ力、生きる力、「運命」を表します。「神宝の時」とは、各自の運命の力が芽吹き始める15歳ごろのこと。