最近、妻が、「周りが私のうわさ話をしている」と、過剰に反応するようになりました。しかし、そのような気配はなく、「気のせいだろう」と言うと、「あなたには分からない」と声を荒げ、感情を高ぶらせてしまいます。どのように関わればよいでしょうか。(50代男性)
A
家族が精神的に不安定な状態に陥ったときには、周りが、とにかく温かく本人の心を支えていくことです。とはいえ、相手が感情的にぶつかってくれば、つい自分の心ものまれて、揺れてしまうでしょう。
ですから、神の教えを学ぶことと、祈願が欠かせません。毎日神示を読む中で、自分の感じ方、捉え方、家族への触れ方など、さまざまに修正点が見えてきます。気付いたところを祈願しながら、教えの実践に取り組んでいくのです。同時に、家族のどのような言動もおおらかに受け止め、穏やかな心で過ごせるように、神に願いましょう。
自身が豊かな心を育む努力を重ね、妻に安心感を与えることを心掛けるのです。
――仕合せの基は 和のある家庭――
心で生きる人間は 魂安らぐ「家」を求めて生きている
「愛ある家」築けたならば 人は誰も 心明るく ゆったりできる
――仕合せの基は 和のある家庭――
心で生きる人間は
魂安らぐ「家」を求めて生きている
「愛ある家」築けたならば
人は誰も
心明るく ゆったりできる
『真実の光・神示 平成17年版』177ページ
家庭を立ち木に例えると、夫は根、妻は幹です。夫としてやるべきことは、根としてどっしりと構え、幹の揺らぎを支えられる「心の強さ」を持つことです。
妻の不安定な状態が続くようなら、医師などの専門家に相談することも必要でしょう。
本人の心が不安にならないように、家族みんなの問題と捉えて、思いを温かく受け止め、支え、家族が一丸となって治療に取り組みましょう。そこに、少しずつ気持ちが安定し、治療の効果も出るはずです。