Q 身勝手な夫と離婚しようか迷っている

50代

夫は、家族に相談なく、何でも自分に都合の良いように物事を進めてしまいます。それで口論も多く、離婚も考えました。最近では、子供からも離婚を勧められ、迷っています。(50代女性) 

神の教えを学ぶ目的は、「悔いのない人生」を歩むことです。そのために欠かせないのが、仕合せの土台となる「和のある家庭」。ですから、長年、夫の言動に悩まされてきたとはいえ、離婚という決断をする前には、取り組めることがないか、教えを軸によくよく見詰め直す必要があります。 

「家庭」――人が悔いなき人生を歩みきるため 欠くことならぬ環境
 信者は 家庭の真実「真理」を知って
    「真理」に生きる家庭を 今こそ築く努力をする時
 「教え」が家族の心を一つに重ね 支え 補い合って「生きる」心(愛情)を強くする

「家庭」――
  人が悔いなき人生を歩みきるため
         欠くことならぬ環境
 信者は
  家庭の真実「真理」を知って
   「真理」に生きる家庭を
       今こそ築く努力をする時
 「教え」が家族の心を一つに重ね
    支え 補い合って「生きる」
        心(愛情)を強くする

『真実の光・神示 令和2年版』15ページ

心と心は共鳴します。相手の悪い面が出てしまうには、自分の向き合う心の姿が要因としてあります。夫に対してどのような気持ちで触れ合ってきたでしょうか。相手を尊重したり、良いところを認めたりするよりも、「こうあってほしい」「こうあるべき」と求め過ぎたり、責めたりするところなどはなかったでしょうか。 

家庭を立ち木に例えると、夫は、家族の心を支える根、妻は、家族の心を優しくつなぐ幹、子供は枝です。それぞれが、自分の立場をわきまえ、支え合い、補い合ってこそ、仲の良い家庭になります。それを踏まえて、家族への関わり方を修正できれば、夫婦の関係も必ず良い方向へ変化していきます。お互いに相手を理解しようとする心も生まれ、歩み寄っていけるのです。 

そうした、家族と和合しようとする心遣いは、自分の人生を引き上げるばかりか、子孫にも良い生き方を残します。人生に悔いを残さないために、教えを学び、あらためて夫婦の向き合い方を考えてみましょう。