Q 一人親で育てた2人の子供の仲が悪い

60代

私一人で、2人の子供を育て上げました。2人とも既に社会人ですが、仲が悪く、憎み合っているような状態です。子供たちの先々が心配でなりません。(60代女性)

きょうだいの心が通わない現実に対し、母親として、何を思い、願っているのかを、正直に、誠実に伝えましょう。母子3人一緒のときに話すことが大切です。親の願いを知れば、子供なりに心配を掛けないようにしようと思うでしょう。

それでも、長年にわたって不仲な間柄であれば、修復にも時間がかかるはずです。折々に、擦れ違いが生じるかもしれません。ですから、家族中が自然と仲良く暮らせるようになるまで、親の思いを伝え続けることが必要です。

我が子を支える手だては 「教え」を親が実践すること
 「教え」が我が子の心(運命実体)を修正し 「正道」へと人生を導いてゆく

我が子を支える手だては
    「教え」を親が実践すること
 「教え」が
  我が子の心(運命実体)を修正し
    「正道」へと人生を導いてゆく

『真実の光・神示 平成29年版』35ページ

母親の役割は、家族の心を温かくつなぐことです。一人親だからと気負って、父親の役割まで担ってしまうと、子供たちの心はかえって不安定になります。きょうだいの心が重なりにくくもなるのです。母の任に徹することを意識しましょう。

また、死別、離別、いずれにしても、身近にいなかった父親の存在を大切にすることも重要です。我が子の心に、父への良い思いが残るようにと、折有るごとに語りましょう。そのように、母親として正しい生き方を子供たちに見せることです。

人の生き方は、親から子へ、孫へと受け継がれるものです。まずは、親である自分が、常に心を穏やかに保ち、安定した気持ちで子供たちと触れましょう。そして、二人の子供が互いの良さを見詰め、支え合い、補い合えるように関わっていきましょう。