Q 弟が認知症の親のお金を使い込み

60代

父が他界した後、数年前から、認知症の母と弟家族が同居しています。弟は二年間も無職で、多額の親のお金を使い込んでいたことが分かりました。母の老後の資金を確保するために、どうすればよいのでしょうか。(60代女性)

さまざまな問題が絡み合っているこのようなときは、まず取り組むべき問題の焦点を見失わないことが大切です。一番考えなくてはいけないのは、遺産相続ではなく、認知症の母親の介護です。病気の進み具合、今後、どのような介助が必要になるのか、その予算は…など、家族で話し合いをすることが必要です。

神の「教え」を家族で学ぶ家は
    互いに思いを共有し 互いに声掛け 支え合って 実体を修正してゆける
 六つの花びら咲き誇る 我が家を家族一つになって つくり上げる努力が必要

神の「教え」を家族で学ぶ家は
  互いに思いを共有し
    互いに声掛け 支え合って
      実体を修正してゆける
 六つの花びら咲き誇る
  我が家を家族一つになって
    つくり上げる努力が必要

『真実の光・神示 平成29年版』100ページ

神の「教え」から、人としての正しい生き方、あるべき姿を家族で学ぶことが、全員の仕合せへとつながります。母親が安心して暮らせるように、いま一度、冷静に、誠実に向き合い、相談しましょう。必要に応じて、行政や法律家など、専門機関の協力も仰いで、家族の気持ちが重なるように、一人一人が努力していきましょう。

母親の人生に思いを向け、「自分が母を守らなければ」と気付けたとき、自然と弟の心にも勤労意欲が湧いてくるでしょう。

 

※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、勤労意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理12』9ページで確認しましょう。