No. 425

“怒った顔のママ”を卒業
笑顔のあふれる家庭に
(岩手県YA/40代女性/パート)

小中学生対象の「実りの集い」に家族で出席した時のこと。テーマは、「苦手を克服しよう」でした。我が子たちが、「宿題」「パプリカ」などと答えていると、隣に座っていた夫が、「ママの怒った顔」と言ったのです。

普段の自分を見詰め直すと

夫の言葉が引っ掛かり、自分の心を見詰めてみました。夫は、不規則な仕事で、日曜に休めないことも多いです。運動会などの学校行事にそろって参加しているよその家族がうらやましく、不満が募っていた私。そんな日は、帰宅した夫に、「お疲れさま」と素直に言えませんでした。一人で勝手にイライラして、その感情を夫にぶつけてしまうことさえあったのです。

神の教えで自己チェックしてみると、夫への感謝が欠けていると気付きました。いることが当たり前、仕事をして当たり前。「あれして」「これして」と思いを押し付け、「なぜそうしてほしいのか」を伝えず、夫の意見を聞くこともありませんでした。「お互いの『心』を理解し合えるように、会話しよう」と、やるべきことが見えました。

夫婦の会話で心が軽く

ある日、学校から、息子の体重が平均以上なので、食生活に気を付けてほしいとの指導がありました。と言われても、育ち盛りで、毎日モリモリ食べる息子を見ると、どうしたらいいかと、悩んだのです。

「こんな時こそ、夫婦の会話!」と思い、夫に相談しました。夫は、「体を動かすことに気持ちが向くようにして、食事も気を付ければ大丈夫だよ」とアドバイスしてくれ、「本当にそうだよね」と、ほっとしました。それまでの自分であれば、子供に「食べ過ぎると、大人になってから病気になっちゃうよ」と、ガミガミ言っていたことでしょう。夫の言葉で気持ちが軽くなり、息子にも「いっぱい食べたら、その分、いっぱい運動しようね」と、優しく言えたのです。夫婦の会話が、こんなにも自分の心を和ませ、柔らかくしてくれることに驚きました。

一家だんらんの毎日が仕合せ

仕事から帰ってきた夫を心からねぎらいながら、一日の出来事を楽しく語り合う毎日。いつの間にか子供たちも寄ってきて、リビングに笑いがあふれます。もう夫に、「ママの怒った顔が苦手」と言われることはないはずです。笑顔いっぱいの家庭を目指し、もっともっと教えを学び、実践していきます。