No. 341

良いものを残せる母親に
諦めない心が変化を
(富山県MT/60代女性/パート)

「家族との会話が大切」。神の教えを学ぶたびに耳が痛かった私です。我が家は娘と二人暮らしで、私が話し掛けても返ってくるのは一言、二言。まるで業務連絡のようでした。

「うちはできないからしょうがない。だって、娘が私を受け入れてくれないのだから…」と諦めていたのです。

相手を責める心を変えようと

しかし、あらためて教えに触れ、「今の生き方が、子供に受け継がれていく」と学んだ時、私の心に「良いものを子供に残していきたい」という思いが湧き出てきました。

まず、「娘が受け入れてくれない」と相手を責める、この心を変えようと決意したのです。そして、今までの娘への触れ方に、何が足りないのか、見詰め直しましたそこに見えてきたのは、せっかく話し掛けてきても、途中で切っていた自分でした。それからは、「娘の言うことを、大きな心で受け止められるように」と神に願い、温かい心で最後まで聞くことを心掛けたのです。

優しい会話のキャッチボールが

優しく声を掛けて会話を重ねていくと、娘からも優しい言葉が返ってくるように。それどころか、今まで家事を頼んでもあまりいい顔をしなかった娘が、「食器を洗っておこうか?」と、声を掛けてくれるようになりました。

「娘が私を受け止めてくれない」のではなく、私が娘を受け入れようとしていなかった。「どうせ無理」と、シャットアウトしていたのは私の方でした。

気付いてからは、会話のキャッチボールがとても楽しく、気持ちがいつも明るくいられます。自分の心一つで、こんなにも変わるなんて思いもしませんでした。

娘と心が交流できるようになれたことが、とてもうれしく、感謝でいっぱいです。変えるのは難しいと思うことであっても、神の教えを諦めずに実践していけば、必ずうれしい変化を味わえる。温かい会話のある家庭を築いて、娘に良いものを残せる母親を目指していきます。