No. 1612

出会いの全てが神の計らい
動画制作で感じた神の御心

神示に沿って業務をする。普段から強く意識していることです。神は何を意図されているのか。自分は何をすればよいのか。神示を読んでいると、必ず見えてくるものがあり、神が全てを計らわれていることを感じずにはいられません。 

何度も神示を読み込んで作業

広報部に所属する私は、映像に関する業務に当たっています。行事前に流す動画の制作も、その一つです。信者の皆さまに、心を整えて行事に臨み、仕合せになるために必要な生き方をしっかりつかんでいただきたい。その一心で、毎回、何度も神示を読み込むところから、作業が始まります。 

11月15日「聖日記念祭」の前に視聴していただく動画もそうでした。まず読んだのは、神示教会の歴史をひもといた図書『真実への道 光の足跡 集大成版』です。一人一人を救うため、人生の全てをささげてくださった直使供丸姫先生。あまりに壮絶な救世の日々に、いつにも増して涙があふれ、感謝でいっぱいでした。でも、仲間の作った原稿に、一体どんな映像を付ければいいのか…。冒頭は、今年の元日に起こった能登半島地震の話です。光寿信者参拝時にお会いした、能登の方々の大変な状況を思うほど胸が詰まり、作業が進みません。頼りとしたのは、「能登半島地震に当たって」の神示(令和6年1月14日)です。 

神の教えに映像のヒントが

冒頭の「今日(いま) 時代の運命(ちから)が大きく動いている 世界が『真理』に気付き 社会が調和に向かうように」という部分は、勉強会で教主正使者供丸光先生がお話しくださった、自然の摂理に関する内容とも重なりました。天候も、四季の移り変わりも、自然は人間が手の出せないもの。しかし、起こること全てが調和に向かって動いている…。こうしたお話から、人間が自然の中で生かされていることを再認識。壮大な自然の映像から始めようと決まりました。 

原稿は、3月に行われた「宮城偉光会館新生式」の内容に続きます。この部分の映像に悩んだ際も、能登の神示にヒントがありました。「生命(いのち)ある日々に感謝し 奉仕に『生きる』人生に 仕合せの輪が広がる」。この一節を受け、「新生式」のお二人の発表から、「縁ある人のためにできることを…」と奉仕に生きる誓いの部分を引用。さらに、現地の皆さまの生き生きとした笑顔が、「仕合せの輪が広がる」という神示の一節とぴったり重なりました。神と共に困難を乗り越えてこられた、東北の方々の力強い姿こそ、伝えるべき映像と、神に教えていただいたと痛感しました。

「救われる!」と皆に伝えたい

そして、能登の神示のこの一節。 

こたびの被災に
 人々の心がのまれ
 「生きる」心(ちから)が消えぬよう
 神魂(かみ)は 人々の心を包み
      「希望の光」を開いている

ここから、「『希望の光』の素晴らしさが伝わる動画に」という軸ができました。その途端、パズルのピースがはまるように次々と映像が決まっていき、一気に動画が完成。「私たちには、救われる確かな手だてがある」。それを、自信を持って伝えればよいのだと再確認できました。 

神示を読むと、「あの映像を使おう」とひらめいたり、ふっと心が動いたり。参拝時に能登の方と触れ合い、実状を知ることができたのも、紛れもなく神のお計らいでした。今回、制作に行き詰まるたびに、何度も読み返した能登の神示。一行一行…ここまで神示を深掘りして作り上げたのは、初めてでした。ご覧になった方々からは、「私たちの仕合せのために全てをささげてくださった、供丸姫先生の愛が伝わってきた」「希望の光を歩まなければ申し訳ない」「神と一緒なら、どんな出来事も乗り越えられる。自信が湧いた」などと、いつも以上の反響がありました。 

「仕合せになってほしい」。神の願いはただ一つ。その思いを神の手先となって伝えるには、神示・真理に沿うのみと、あらためて感じました。 

「能登半島地震に当たって」の神示はこちら 

神示解析の配信動画は、「菜の花ひろば」から、令和6年12月29日8:20までご覧いただけます。