大きな被害がもたらされた、令和6年能登半島地震。被災された方々はもとより、現地の状況が明らかになるほど、心を痛めている方も多いことと存じます。心よりお見舞い申し上げます。
愛知偉光会館で業務に当たる私たちの所にも、石川県出身の方や、親戚が北陸に…という方から、報告が次々に入っています。そうした方々のお話を伺うにつけ、「神は、私たちを、『心の動き』をもって守ってくださっている」と感じずにはいられません。
「なぜか」心がそう動いて…
石川県珠洲市に実家がある信者さん。お父さまは体が不自由で、一歩の歩幅は「数センチほど」とのことでした。この方は元日の夕方、愛知県の自宅で一回目の緊急地震速報を聞き、すぐ実家に連絡をしたそうです。いつもは携帯電話にかけるのに、なぜかこの時は固定電話に。実家では、玄関近くで鳴る電話機を目指して、ゆっくり進むお父さま。やっと電話がつながった時、大きな揺れが。「お父さん、近所の人に助けてもらって!」。必死に叫んだと伺いました。
その時、電話越しに聞こえた「急いで!」という声。心配して来てくれた、お向かいの方でした。家の奥から、お母さまも車椅子を押して駆け付けた瞬間、大きな音を立て、階段が砕け落ちたそうです。階段下のその場所は、いつもならお父さまが横になっている場所。「もし、携帯にかけていたら…。父がいつもの場所にいたら…。思い出すと、今でも震えが止まりません。神に感謝しかない」と語られました。
振り返れば全てが神の手の中で
このような信者さんもいました。お母さまが能登町で一人暮らしをしている、という女性です。この方は自営の仕事が忙しく、帰省できるのはお正月だけ。しかし、昨年の暮れ、ご自身がけがをしてしまい、「お正月はどうするか」と、家族で話し合ったそうです。その結果、お母さまは年末から愛知県に。「実家の様子は分からないけれど、母の命があることに感謝。『愛知に呼ぼう』と思ったことがご守護でした」と言われます。
被災された方であっても、「周りの方々に支えられて…」「人の情けや温かさに感謝しかない」「不思議なほど落ち着いて行動できた」などと、口々に感謝を語られています。その現実に、「心が守られている人」の力強さを目の当たりにする日々です。
神と歩めば必ず乗り越えられる
目には見えない「心の動き」で形作られていく私たちの人生。「心の動き」一つによって、驚くほどの喜びも、その逆もまた起きてきます。より良い心の動きをするには、実在する神が表される神示に触れて、祈願で生き方に生かす。そうした心を磨く「日頃」の積み重ねに、病、事故・災難は確実に遠ざかっていくことを、あらためて実感しました。今、困難に直面している方も、神と歩めば心を守られ、必ず力強く乗り越えられます。そのことを、声も大に伝えてまいります。