(福島県KI/60代女性)
「家族で読み合わせる」と最初に聞いた時、心が重くなったのが正直なところでした。「学びに行こう」と誘っても、なかなか良い返事がもらえない夫と?と思ったのです。でも、「言ってみなければ分からない」と思い、声を掛けると、意外とあっさり「いいよ」と返ってきて、驚きでした。
共に学べるうれしさ
私が読むのを聞きながら、夫はもう一冊の本の文字を目で追うだけですが、一緒に書物を読めることがうれしかったです。
夫が、「え、でもこれはこうじゃない?」「これはどういうこと?」と、教えに反論したり、難しい質問をしてきたりして、「しんどいな」と思うことも。でも、夫と学べるうれしさの方が上回り、休みながらも続けてこられました。
コツコツ続けた成果は大きく
『実りの光』から始まった読み合わせも、『生命の歩み』で6冊目。最初は「分厚いなぁ」と言っていた夫が、「お母さん、やろうよ」と声を掛けてくれるようになりました。
同じ部分を読んでも、私は「できていない」とマイナスに受け止めがち。反対に夫からは、「うち、できているよね。いい線いっているね」と、明るく肯定的な言葉が出てきます。おかげで、「そうか、完璧じゃなくていいんだ」と、一人で読んでいるときよりも、物の見方に幅が持てるようになれたと思います。
つい先日、何と夫が「読み合わせは夫婦円満の秘訣(ひけつ)だね」と言ってくれました。
これからも、夫婦の縁がますます深まっていくことを感じながら、楽しく読み合わせをしていきます。