○静岡県・SMさん(70代女性)
夫と2人で、神総本部に参拝した帰り道。ホームに行列ができていました。でも、「15分だから、座れなくてもいいよね」と、混み合った車両に乗り込んだのです。
夫も私も70代のグレーヘアです。しばらくすると、2人の女の子が席を譲ってくれました。「大丈夫ですよ」と、即座に断る夫。「本当に大丈夫ですか?」と、再度勧めてくれたので、私も、「ありがとうございます。すぐ降りますから」と、笑顔で言葉を添えました。
夫は、「初めてだから、びっくりした」と動揺気味。私は、「しあわせ通信」で読んだ、青年に席を譲られた女性の話を思い出しつつ、勇気を出して譲ってくれた女の子たちの気持ちを考えていました。
そのうちに、私たちが降りる駅に到着。すると夫が、「さっきは、ありがとう」と、女の子に声を掛けたのです。私も重ねてお礼を言うと、2人とも笑顔で応えてくれました。
ホームに降りてから、夫が「せっかく譲ってくれたから、座ろうかと思ったけど、女の子たちも長い列に並んでやっと座れたんだから、悪いなと感じたんだ」と本音を話してくれました。「優しい人なんだなあ」と、あらためてうれしくなった私です。
今年は、「心の歩みnote」に、「夫との本音の会話」「言葉のキャッチボール」などと記入し、努力を重ねてきました。この頃は、これまで見えなかった夫の長所が見え始め、さらにぽかぽか家庭に変わってきた実感があります。