Q 抗がん剤の治療効果が出ず、不安

60代

抗がん剤での治療中ですが、腫瘍マーカーの数値が上がってしまいました。親の介護も、主婦業も頑張っているのに、なぜ効果が出ないのか…。不安でたまりません。(60代女性)

治療効果が思うように出ないと、不安や焦りを感じるのはごく自然なことです。そのように、物事がうまくいかないときほど、一度立ち止まって、自分の心を振り返ることが大切です。自身の治療、親の介護、そして家のこと。全て一人で抱え込んで、誰にも相談できずにいる…などということはないでしょうか。

「心が安らぐ家庭に、健康が得られる」と、神は教えてくださいます。まずは、基本となる「家族との関わり」から見詰め直しましょう。家庭の中での自分の立場を踏まえると、関わりが滑らかになります。ぶつかることが減るため、自然と心も安定するのです。

不安な思いも、家族に聞いてもらうだけで、気持ちが軽くなったり、「また頑張ろう!」と生きる力が湧いてきたりするもの。ですから、妻として、もっと夫を頼ってみましょう。「支えてほしい」と素直に願い、言葉にして伝えるのです。親の介護も同じです。兄弟や身内がいれば、声を掛けて相談しましょう。支えを頂きながら、自分に無理のない範囲で尽くせばよいのです。

豊かな心を求めて 「教え」を学ぶ
 自然と
  病気 事故・災難を遠ざける
        心の動きを取り始める
 家族との関わりも ますます深まり
   人々との触れ合いも広がってゆく
 この時 人間は
    豊かな心で 社会を見詰め
         真の健康を体験する

令和7年5月23日 信者心の基勉強会 健康編

意識したいのは、「分・器を越えない」ことです。「私が全部やらなければ…」「身内なのに、全然関わってくれない」と自分にも人にも求め過ぎれば、苦しくなるばかりです。心豊かに家族が関わり合う姿を目指しましょう。神の教えを軸に、生き方を高められるよう、祈願とともに努力していくことです。必ず心が安定し、自身の生命力、治癒力が引き出されます。治療の効果にも良い影響を与えるのです。