Q 身内の手を煩わせず、共同墓地に埋葬されたい

80代以上

一人暮らしをしています。既に両親は亡くなっていて、兄弟はいるものの疎遠です。自分が死んだ時には、身内の手を煩わせたくないので、遺骨は共同墓地に葬ってもらおうと思っています。(80代女性) 

人は、一人で生きていくことはできず、世を去る時も必ず誰かのお世話になります。ですから、人の支えに感謝し、出会いを深める生き方を心掛けることが大切です。そこに、悔いのない人生を手にすることもかなっていきます。 

数ある出会いの中でも、家族の縁は、親・先祖から子孫へとつながる「心の道」を共有する、一番深い縁。疎遠でいては、孤独になる一方です。自分から積極的に声を掛けて、兄弟との絆を強めていきましょう。人生の終日に、「あなたと家族で良かった」「もっと一緒にいたかった…」と惜しんでもらえるような関係を目指すのです。 

神の教えを我が心に生かせよ
 生かすほどに 
    我が「人生」 生き方が変わる
 感じ方 見え方が変わるゆえに 
    人 物との出会いが深まり 
  喜び多く 楽しいもの(人生)へと
           変わるのである

『真実の光・神示 平成21年版』112ページ

遺骨とは、掛け替えのない家族の「生きた証し」です。墓地のことも、自分の考えだけではなく、関わる身内の思いもよく聞いて進めましょう。

肉体には寿命があるものの、人間の正体は魂であり、一生を閉じて終わりではありません。再び我が家の血筋、同じ「心の道」に生まれてきます。

身内と心を通わせてこそ、一つ一つの出会いも生かせます。多くの人の役に立つ生き方をすることで、今生の喜びだけでなく、次に生まれくる時は、もっと仕合せな人生が送れるのです。