Q 正しいことを言ったのに、リーダーを外された

人間関係

保育士の仕事をしています。自分は正義感の強い性格で、同僚をかばって主任に意見したところ、リーダーを外され、担任を持てなくなりました。共感してくれた同僚も、保身に走って私から離れていきました。正しいことを言ったのに、納得できません。

人間関係に悩みが生じたときは、基本に戻りましょう。そもそも、保育士の仕事とは何でしょうか。一番大切なのは、園児たちの心が健やかに育つ環境を提供することです。保育士同士が思いをぶつけ合い、心が不安定であったならば、子供たちにいい影響を与えることは難しいでしょう。

――「運命」をもって 世に奉仕する 信者を目指す――
 この思い深まるほどに 「心」は安定し 誠実に「生きる」人に成る
 環境を「正道」へと導き 多くの人の上に立つ存在感が ここにある

――「運命」をもって 世に奉仕する
    信者を目指す――
 この思い深まるほどに
  「心」は安定し
    誠実に「生きる」人に成る
 環境を「正道」へと導き
    多くの人の上に立つ存在感が
      ここにある

『真実の光・神示 平成26年版』105ページ

正義感の強さは、決して悪いことではありません。しかし、時と立場を踏まえた上での「正義」でなければ、独り善がりのものになってしまうでしょう。それは「正しいことではない」と気付く必要があります。

主任の立場にあるからこそ見えることもあり、上司の考えや、自身のリーダーとしての役割を踏まえずに意見をしても、通るものではありません。

今の立場で自分のなすべきことは、向き合う子供たちとその家族のために、惜しみなく力を尽くすことです。園児の様子や心の内、今どんな手助けが必要かなど、保育士として思いをかけるべきことがたくさんあるはずです。それら一つ一つに誠実に取り組むことで、生きがいが味わえ、職場における信頼にもつながっていきます。

本当の正義とは、自分の任と立場を知って、人との関係性を保つこととつかめたならば、この経験が必ず今後の糧となります。