石井孝俊宮事代行(いしい・たかとし)

和のある家庭を生きる原動力に

天候不順が続き、強風が吹き荒れたある日、枝葉が散乱する偉光会館の中庭で、1羽のひな鳥が息も絶え絶えに、か細い声で鳴いていました。巣から落ちたのかと思い、近づこうとすると、親鳥らしい2羽が鳴き叫び、必死に我が子を守ろうとして威嚇するのです。ひな鳥は間もなく息絶えてしまいましたが、親鳥は数日間、我が子から離れようとしませんでした。命を懸けて子供を守ろうとする姿に、胸がいっぱいになり、思わず「ひなは死んでしまったよ」と声を掛けていました。

コロナ禍の中、家庭内の不和が、社会問題として報道されています。今まさに、本来あるべき調和の取れた家庭を築く時と痛切に感じます。

悔いなき人生手にするために 「真理」に生きる我が家を築けよ
 神見るに 「家の真理」気付けずに 「道」欠く家が多い
 親の思い 我が子に届かず 子は思いを親に語らず 形に生きる家が多いのである

悔いなき人生手にするために
  「真理」に生きる我が家を築けよ
 神見るに 「家の真理」気付けずに
    「道」欠く家が多い
 親の思い 我が子に届かず
  子は思いを親に語らず
    形に生きる家が多いのである

『真実の光・神示 平成21年版』13ページ

鳥の親子のように、純粋に子供の仕合せを願う親の心と、親を慕う子の心。それを素直に表現できないのが、現代社会なのでしょうか。

神の教えに生きる我であれ
 生きるほどに その家は調和し 家族の心も明るく輝く
 家族それぞれ 真の健康手にできる
「和のある家庭」願い求めて 「真理」に生きる皆であれ
 我が家の「運命」 花咲き 実を付け その家は栄えてゆく

神の教えに生きる我であれ
 生きるほどに その家は調和し
    家族の心も明るく輝く
 家族それぞれ 真の健康手にできる
「和のある家庭」願い求めて
    「真理」に生きる皆であれ
 我が家の「運命」
    花咲き 実を付け
      その家は栄えてゆく

『真実の光・神示 平成21年版』13ページ

この神示から、あらためて家族の大切さが分かります。今この時だからこそ、和のある家庭が生きる原動力になることを、一人でも多くの人に知ってほしいと思います。