河村友子職員(かわむら・ともこ)

人生のハンドルをしっかりと

偉光会館からの帰り道、「前を向いてー、前を向いてー」と男性の声が聞こえました。そして、「こっちだよー、頑張れー」と女性の声。振り返ると、小さな男の子が、補助輪のない自転車のハンドルを握り、よろめきながら母親を目がけて走っていました。何度目かの挑戦だったのでしょう。見事に成功すると、「頑張ったね」と褒めてもらい、満足そうでした。

辺りを見回してみると、家の前でバドミントンをしている姉妹、キャッチボールをしている親子…、家族で楽しむ光景が広がっていました。「これまで、こんなに家族で過ごしている姿があっただろうか…」とほほ笑ましく感じるとともに、この神示が思い浮かびました。

人間は 人との出会いが多いほど 気付きも多く 悟りに返して 人生を高めてゆく
 なれど 家族との出会いが深まらず 出会いを他人に求めて 運命を枯らす
運命は 家族との正しい関わりが持ててこそ 磨かれ 人格に映る
 家族との出会いに気付きを得て 人は実体を高めてゆける

人間は 人との出会いが多いほど
    気付きも多く 悟りに返して
      人生を高めてゆく
 なれど 家族との出会いが深まらず
    出会いを他人に求めて
      運命を枯らす
運命は
  家族との正しい関わりが持ててこそ
    磨かれ 人格に映る
 家族との出会いに気付きを得て
    人は実体を高めてゆける

『友輪330号』8ページ

神が家庭の大切さをお教えくださっています。家で過ごす時間が増えている今、家族との関わりを見詰め直している人も多いのではないでしょうか。家族の絆を深めれば、不安要素が多い世の中でも、自分の人生のハンドルをしっかり握って、真っすぐに進んでいけるものと思います。