松浦ひろみ宮事代行（まつうら・ひろみ）

多くの人に支えられて

以前、茶道や華道の「型」を学んだことがあります。全ての型の中にお客さまをもてなす心が表されていると教えられました。さらに、もてなされる側にも「道」があり、もてなしに感謝して、相手に敬意を払い、言葉でその心を表すことを知りました。

もちろん、茶道や華道を知らなくても、お茶を入れていただいたら、「ありがとうございます」とお礼を言います。訪問したお宅に花が飾られていたら、「きれいなお花ですね。お茶もおいしいです」と言葉に表すことで、会話も弾み、縁が深まっていきます。

相手のために何かをしたときに、気付いてくれた感謝の思いや、返ってくる言葉に自分の心が潤い、生活にハリが出るものです。

最近、形には見えなくても、日々どれだけ多くの人の心に支えられているか、深く感じる出来事がありました。

大雨で長崎偉光会館の駐車場が大人の膝ぐらいまで水に浸かり、大きな池になってしまった時のことです。建物の被害はありませんでしたが、ご近所の方やニュースを見た方々が心配してくださったことを知りました。他県からも、「偉光会館は大丈夫ですか」と温かいお言葉が届きました。神のご守護とともに、多くの皆さまの愛に支えられていることを感じ、これからも頑張ろうと話し合いました。

いつもたくさんの愛に守られていることを忘れずに、自分も人に対し、感謝と愛を持って生きていきたいと思います。

『真実の光・神示　平成18年版』256ページ