内藤道代道事代行(ないとう・みちよ)

愛を育んだ70年

幼なじみと結婚し、50年の節目を迎えたご夫婦の光輪の儀を担当しました。儀式の中で述べられた感謝の言葉に、苦楽を共にしてきたお二人の人生を感じました。

会社を経営しているご主人は、「文句も言わずによく付いてきてくれた。健康で仕事に取り組めたのも、君が毎日おいしいご飯を作ってくれたから…。これからも夫婦二人三脚で頑張っていきましょう」

奥さまは、「わがままな私を受け入れてくれ、感謝しています。あなたでなければここまでやってくることはできませんでした。これからも夫婦二人三脚で…」と。

それぞれが考えて伝えた感謝の言葉。まるで心の中で会話を交わしたのではと思うほど、どちらにも、合言葉のように「夫婦二人三脚で」とのフレーズがありました。気持ちがぴったり重なったお二人。どこまでも仲の良い、ほほ笑ましい日常の姿まで思い浮かぶようでした。

縁を深める極意は一つ ──会話を楽しむ──
会話の「真理」 見えていようか
 奉仕心に生きるなら
    自然と「愛」が芽生え 互いの心は交わり 重なり 互いの思いも解け合ってゆく
 会話──
    無常に流れる人生の姿を悟ったときに
      人間は自然と我が心の内を語っているもの
──人は 一人で生きているのではなく 多くの力を頂いて 互助して輝く存在──
 この一言「真理」を心に留めて 会話を楽しむ我であれ

縁を深める極意は一つ
    ──会話を楽しむ──
会話の「真理」 見えていようか
 奉仕心に生きるなら
    自然と「愛」が芽生え
      互いの心は交わり 重なり
        互いの思いも解け合ってゆく
 会話──
  無常に流れる人生の姿を
    悟ったときに
      人間は自然と我が心の内を
        語っているもの
──人は 一人で生きているのではなく
  多くの力を頂いて
    互助して輝く存在──
 この一言「真理」を心に留めて
    会話を楽しむ我であれ

『真実の光・神示 平成27年版』100ページ(中略あり)

知り合って70年、結婚生活だけでも50年。お子さんはいませんが、「子供がいないから、いつも青年の気持ちでいられる」とご主人は言われていました。奥さまは、今でも少女のように笑顔の絶えない明るい方。きっとお二人で、たくさんの会話を楽しんでこられたのでしょう。思いを込めて伝え合う言葉の一つ一つが、夫婦の縁を深めていくのだと思いました。