遠藤真澄職員

父の愛に育まれた私

若人がさまざまな環境の中で悩み、迷う姿を目にすると、自分自身が悩んでいた頃を思い出します。

私が幼い頃に母が病気で亡くなり、父が男手一つで兄と私を育ててくれました。そんな父に、ひどく反抗していた時期があったのです。話を聞くのが面倒で、家にいるのも嫌でした。ある時、激しく口げんかをした兄と私に、父が、「母さんが亡くなっても、二人がいてくれたから今の自分がある。こんなに二人を思っているのだから、兄妹で争わず、仲良くしてほしい」と涙を流しながら、本音で語ってくれました。

反抗している私なのに、体調が悪いと「大丈夫か?」と気遣ってくれた父。「若い時に苦労した分、大人になって仕合せを感じるから頑張れ」と背中を押してくれたこと。いつも自分のことは後回しで、子供優先だったこと。不器用ながらも人一倍家族に愛情をかけ続けてくれたその温かさに触れ続けるうち、いつしか父を受け入れ、会話一つも大切にする気持ちになったのです。「家にいたい」と心が変わり、父に、思いやりの心で接することができるようになりました。

「私にできることは何だろう…」と思いながら神の教えを学んでいた時、友輝の年代(15歳~30歳)を生きる心得「五教訓」を知りました。

「夢」多く 生きがいあふれる人生を手にするために
    友輝の今を「生きる」心を教えん
 一 「心」素直になって人と触れる
 二 正直に「生きる」心の人を目指す
 三 「真理」を学び 我が「人生」に生かす
 四 我が「運命」の力を引き出すために 「教え」を学ぶ
 五 社会に奉仕する心を常に持つ
五つの心を身に修めるために 神に触れてごらん
 自然と「心」明るくなって
    「生きる」心の支えを手にできる
 人生の目標も見えてきて 多くの人の愛を頂いて
    社会に巣立ってゆける

「夢」多く 生きがいあふれる人生を
  手にするために
    友輝の今を
      「生きる」心を教えん
 一 「心」素直になって人と触れる
 二 正直に「生きる」心の人を目指す
 三 「真理」を学び
    我が「人生」に生かす
 四 我が「運命」の力を引き出すために
    「教え」を学ぶ
 五 社会に奉仕する心を常に持つ
五つの心を身に修めるために
    神に触れてごらん
 自然と「心」明るくなって
   「生きる」心の支えを手にできる
 人生の目標も見えてきて
  多くの人の愛を頂いて
    社会に巣立ってゆける

神示教会公式サイト 友輝会ページ

この神示に触れ、「自分ができることは、この心を大切にすること…」と、神が教えてくださっているように感じ、人のためにできることをしたいと思うようになりました。

同世代の友人から悩みや迷いを聞いたときには、一人で抱え込まず、家族に頼ることを勧めています。一人一人が教えを軸に、有限の人生を仕合せに歩んでほしいと願っています。